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日本代表 4年前

日本代表どこよりも早い採点、森保一監督まとめ(6)。「日本晴れ」お披露目も内容は曇天、過去最低レベルの「2点」も…

シリーズ:どこよりも早い採点 text by 編集部 photo by Getty Images

キリンチャレンジカップ2019 U-22コロンビア代表

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キリンチャレンジカップ2019、U-22コロンビア戦のU-22日本代表スターティングメンバー

【U-22日本代表 0-2 U-22コロンビア代表 キリンチャレンジカップ2019】

 2020年東京五輪でのメダル獲得を目指すU-22日本代表。そんな同チームは昨年11月、キリンチャレンジカップ2019でU-22コロンビア代表と対戦している。

 森保一監督はこの一戦に向け、「現状のベストメンバー」を揃えてきた。先発にはMF久保建英、MF堂安律、DF菅原由勢など欧州クラブで活躍する選手を多く起用。この世代では基本となっている3-4-2-1システムで、南米の強豪からの白星奪取を狙った。

 しかし、森保ジャパンは前半から苦戦を強いられた。U-22日本代表は立ち上がりから2シャドーを中心に攻撃を展開するものの、U-22コロンビア代表の分厚い守備の壁を前に勢いがストップ。久保、堂安らの個人技は光っていたが、攻撃陣の全体の連係面は決して高いとは言えず、チームとしての怖さを発揮するには至らなかった。

 守備陣も相手の素早いカウンターとハイプレスに大苦戦。フィジカルでも相手に劣り、何度かピンチを招いた。前半はなんとか耐え無失点に抑えたものの、いつ失点してもおかしくはない状況であった。

 すると後半開始からわずか2分、DF立田悠悟がクリアしたボールをFWルイス・サンドバルに拾われると、ペナルティエリア中央から強烈なシュートを放つ。GK大迫敬介はしっかり反応したものの、ボールの勢いが勝りゴールネットを揺らされてしまった。

 さらに59分、MFニコラス・ベネデッティにドリブルを許しDFが次々と剥がされると、最後はベネデッティからのパスを受けたMFファン・パブロ・ラミレスがシュート。これがゴールに吸い込まれ、リードを広げられてしまった。

 反撃に出たいU-22日本代表であったが、前半同様攻撃は個人頼みのものばかり。森保監督の試合中の修正力は皆無で、選手交代策もことごとく効果を発揮できず。U-22コロンビア代表は2点リードを守ろうと途中から守備に重心を置いており、その影響もありU-22日本代表のオフェンス陣は停滞に陥った。

 試合は0-2のまま終了。東京五輪でのメダル獲得を目指すチームとは思えない、なんとも無残な姿を晒してしまった。U-22日本代表に合流するのが試合の1日前であったとは言え、森保監督のノープランぶりがまんまと結果に反映されたと言えるだろう。この日は国内での新ユニフォーム「日本晴れ」お披露目試合(男子)でもあったが、内容は曇天となった。この試合の森保監督の採点は以下の通り。

森保一監督 5 ベストメンバーを揃えるもコロンビアに完敗。選手交代で流れを変えようとするも、試合の中での修正力はやはり足りなかった

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