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欧州サッカー、冬の移籍まとめ(1)。ノルウェーの新たな大器はドイツへ、ミランには「王様」が復帰

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

アルゼンチンの逸材が欧州へ

エセキエル・パラシオス
【写真:Getty Images】

MF:エセキエル・パラシオス(アルゼンチン代表)
生年月日:1998年10月5日(21歳)
今季リーグ戦成績:15試合出場/1得点1アシスト(リーベル・プレート)
移籍先:リーベル・プレート→レバークーゼン(移籍金:約26億5000万円)

 リーベル・プレートで印象的な活躍を見せ、評価を高めていたアルゼンチンの逸材。ピッチを幅広く動き回ることができる豊富な運動量とゲームをコントロールするパスセンスに長けるなど、高いクオリティを兼ね備える選手だ。2018年にはアルゼンチン代表デビューも果たしているなど、今後の更なる成長が期待されている。

 リーベルには2014/15シーズンから在籍。ピッチ上でその才能を示し、徐々に主力に定着したエセキエル・パラシオスは、2018年に行われたコパ・リベルタドーレスの優勝などに大きく貢献している。同年行われたFIFAクラブワールドカップでも全試合出場を果たしており、3位決定戦では鹿島アントラーズとも対戦。クラブを世界3位に導いている。今季もリーグ戦では15試合で1得点1アシストという成績を収めていた。

 そのアルゼンチン代表MFにはレアル・マドリーやアーセナルが興味を示していたというが、昨年12月16日、ドイツのレバークーゼンが同選手を完全移籍で獲得したことを発表している。移籍金は2200万ユーロ(約26億5000万円)となっているようで、そのうちパラシオスの保有権75%を持つリーベルに1800万ユーロ(約21億円)が支払われる模様。契約期間は2025年6月末までの5年半となる。コパ・リベルタドーレスの決勝で退場処分を喰らい、その影響でブンデスリーガ3試合の欠場を余儀なくされているパラシオス。よって、未だブンデスリーガデビューを果たせてはいないが、処分が解消されれば頼もしい戦力となるだろう。

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