東京五輪に出場するサッカーU-23ブラジル代表の俊英3人を紹介。南米の得点王、陸上出身の韋駄天って誰?

2020年02月15日(Sat)10時10分配信

text by 北澤豊雄 photo Getty Images
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陸上出身のサイドバック

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【写真:Getty Images】

DF:ドド(ドミウソン・コルデイロ・ドス・サントス)(シャフタール・ドネツク/ウクライナ1部)
生年月日:1998年11月17日(21歳)
今季リーグ戦成績:11試合出場/1得点1アシスト

 南米予選の決勝リーグ第2節。コロンビア戦で右サイドを弾丸のごとく駆け上がっていく小柄なサイドバックがいた。豊富な運動量と対人プレーの強度にくわえて抜群のスピード。コロンビアの右サイドを蹂躙していた男は、サンパウロ州のタウバテという人口約30万人の街で生まれている。褐色の10歳の少年はしかし、陸上競技に興味があった。毎週土曜日に競技場で100メートルを競うために日々のトレーニングを積み重ねていた。

 ところが――。同じ頃、サッカーの試合に出場すると、少年はフォワードとして瞬く間に得点を決めてしまう。そんな彼を周囲が放っておくはずはなかった。14歳のとき、サンパウロ州の大会に出場すると、ブラジルリーグの古豪コリチーバFCに目を付けられ、下部組織のテストに合格。以降、陸上少年は右サイドバックに転身して瞬く間に階段をのぼっていくのである。

 2016年にトップチームに昇格してレギュラーの座を掴むと、年代別の代表にも選出されるようになる。2017年にはウクライナの強豪シャフタール・ドネツクに移籍し、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)にも出場した。

 南米予選のブラジル代表メンバーの中ではもっとも小柄な身長166センチながら攻守に渡って活躍。大会期間中にドイツの名門バイエル・ミュンヘンが関心を寄せているという報道もあった逸材である。

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