ブラジルリーグは狂気的に過酷! 本田圭佑も参戦、複雑怪奇なシステムと過密日程の全貌を総ざらい

2020年02月28日(Fri)7時00分配信

シリーズ:編集部フォーカス
text by 編集部 photo Getty Images
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国の威信をかけて争う南米最強決定戦

フラメンゴ
【写真:Getty Images】

 本田とボタフォゴにとって今季はあまり関係ないが、ブラジルのクラブにとってコパ・リベルタドーレスとコパ・スダメリカーナは非常に重要なカップ戦と位置づけられている。ライバル関係にある南米諸国のクラブと大陸王者をかけて戦うからだ。

 前者は優勝すると年末のFIFAクラブワールドカップ出場権を獲得できる。昨年の大会でフラメンゴがリバプール相手に大健闘していたのは記憶に新しい。欧州王者にとってはシーズン中でモチベーションもあまり高くないかもしれないが、南米王者には常に「世界最強」の地位を目指して全力で挑んでくる。

 後者は優勝すると次年度のJリーグカップ/コパ・スダメリカーナ王者決定戦出場権を獲得できる。かつてスルガ銀行チャンピオンシップと呼ばれていた夏の恒例イベントで、日本からは前年度のYBCルヴァンカップ王者が出場する。ブラジルからはこれまでサンパウロやインテルナシオナル、シャペコエンセ、アトレチコ・パラナエンセが「南米王者」として来日し、ハイレベルなプレーを見せてきた。

 シーズン中かつ得られるのはタイトルと名誉のみだが、コパ・スダメリカーナを制して日本でプレーすることに並々ならぬ意欲を見せるクラブもいるほど。本田には来年、コパ・リベルタドーレスやコパ・スダメリカーナで南米サッカーの本物の熱狂を体感してもらいたい。

 また、これらのカップ戦は欧州でのチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグと同様にミッドウィーク開催となる。ただでさえ過密なリーグ戦スケジュールの中、ボリビアの高地へ赴いて戦ったり、アルゼンチンの超アウェイな会場で試合をしたり、選手たちにとって負担は大きい。ブラジルで頂点を極めるには、こういった複雑怪奇な構造を理解し、それに適応したうえで超過酷な日々を乗り越えていかなければならないのだ。

【了】

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