フットボールチャンネル

香川真司に地元紙酷評「今季最後のチャンスを逃した。レギュラーには程遠い」

text by 編集部 photo by Mutsu Kawamori

香川真司
【写真:ムツ・カワモリ】

 スペイン2部のレアル・サラゴサに所属するMF香川真司は、現地時間2月29日に行われたラシン・サンタンデール戦に先発で出場したものの、前半を終えた時点で交代となった。地元紙『エル・ペリオディコ・デ・アラゴン』は、香川が監督から与えられた最後のチャンスを逃したという見方を示している。

【今シーズンの欧州サッカーはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】


 香川は2月8日のフエンラブラダ戦で負傷交代したあと2試合を欠場。MF柴崎岳の所属するデポルティボと対戦した前節の試合はベンチに入ったが出場しなかった。今節の試合では4試合ぶりの先発復帰となった。

 香川の先発起用は「驚き」だったが、ビクトル・フェルナンデス監督により与えられたチャンスを「またしても無駄にしてしまった」と地元紙は記述。「彼に期待されていたような貢献は全くできなかった」と厳しく評している。

 フェルナンデス監督はこの試合に香川を先発起用するため、最近数試合で機能していた攻撃陣の他の選手のポジションを変更するなどチームに手を加える形となった。だがハーフタイムで香川を下げ元の形に戻したことは「香川の起用による変更を気に入らなかった証拠」だとしている。

 同紙は今季を通しての香川のパフォーマンスを改めて振り返り、いくつかの試合で好プレーを見せたのを除けば期待を裏切り続けていると評価。ここまで2得点1アシストという数字は「昇格に向けた中心となるべくやって来た選手としては悲しい成績」と述べた。

「またしても監督からの信頼を裏切り、現時点ではこのチームのレギュラーには程遠いことを明確に示した」と、今後のレギュラー復帰に向けた見通しも悲観的。リーグ戦残り12試合という状況では、「今季の最後の電車(=チャンス)を逃してしまったという印象」だと論じている。

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top