【なでしこジャパンスタメン案】スペイン戦、代表復帰の猶本光にチャンスを。シービリーブスカップ2020初戦のイレブンをFチャン編集部が厳選

なでしこジャパン(日本女子代表)は5日、2020 SheBelieves Cupの初戦でスペイン女子代表と対戦する。東京五輪前の貴重な実戦の機会で、現状のベストメンバーを揃えた高倉ジャパンはどんな戦いを見せてくれるだろうか。(文:編集部)

2020年03月05日(Thu)7時10分配信

text by 編集部
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初戦は進境著しいスペイン戦

なでしこジャパン

 なでしこジャパン(日本女子代表)は2020 SheBelieves Cupで、5日にスペイン女子代表と、8日にイングランド女子代表と、12日にアメリカ女子代表と対戦する。

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 自国開催のため東京五輪予選を免除されているなでしこジャパンにとって、これが五輪前の最後の国際大会となる。高倉麻子監督率いるチームのポテンシャルが試されるだけでなく、選手たちにとっては18人の最終メンバーに生き残るための重要なサバイバルの場になるだろう。

 初戦で対戦するスペインは東京五輪出場権こそ持っていないものの、近年急速に力をつけてきている欧州の強豪チームの1つ。今大会にもバルセロナやアトレティコ・マドリーといった国内強豪クラブ所属の主力選手や、パリ・サンジェルマンでプレーする主将のイレーネ・パレデスら本気のメンバーを揃えてきた。

 イングランドやアメリカとの戦いに向けて弾みをつけるためにも、まずはスペインとの初戦を落としてはならない。EAFF E-1サッカー選手権で東アジアの頂点に立ってから初めての対外試合で、よりハイレベルなチームを相手に高倉監督の手腕も試されるところだ。

 こういった大会では初戦の先発を任せるメンバー選びが重要になる。まずGKには日テレ・東京ヴェルディベレーザでも絶対的な地位を築く山下杏也加がふさわしいだろう。東京五輪でも正守護神を任されることが濃厚で、強豪相手にも豪快なセービングが通用するか見ものだ。

 今回は女子の国際Aマッチウィーク中のため、欧州最強クラブのリヨンで活躍する熊谷紗希をディフェンスラインの中心に据えたい。センターバックの相棒には浦和レッズレディースで成長著しい南萌華を配置し、2人のコンビネーションを熟成させていくことも今後に向けた重要事項になる。

 右サイドバックには運動量豊富でタフに戦える清水梨紗を、左サイドバックにはウィングが本職で攻撃的に振る舞える遠藤純を起用するのがベターか。ともにベレーザで活躍する若手のホープは、主導権を握って進めたい試合にもってこいのコンビだ。遠く離れた逆サイドとの連係という意味でも、所属クラブで日々高めてきた関係性が生かされる。

猶本光にチャンスはあるか

 中盤は選択肢が豊富にある。スペイン戦のボランチコンビは杉田妃和猶本光の2人に任せてはどうだろうか。攻守にバランスのとれた2人が試合のテンポを作っていくことができれば、スペイン相手に優位に立てるはず。

 今季から浦和レッズレディース復帰が決まり、昨年10月以来の代表復帰となった猶本はドイツで培ったフィジカルと長距離からも狙えるシュートのパンチ力でアピールして、やや存在感が薄くなった現状を打破していきたいところだ。東京五輪本大会出場のためには、18人の枠を勝ち取るために指揮官の想定を超えるような活躍が必要になる。

 そして右サイドにはベテランの中島依美を推したい。献身的でセットプレーでも力を発揮するキック精度を持ったINAC神戸レオネッサ所属の重鎮は、苦しい流れでもピッチ上でチームを鼓舞することができる。比較的自由に動き回るアタッカー陣のサポートや、チャンスメイクで常に貢献度が高くパフォーマンスを計算できるのも強みだ。

 左サイドは崩しでキーマンになりうる長谷川唯がポールポジションか。小柄ながら多彩なテクニックでチャンスを演出し、自らフィニッシュの局面にも絡んでいける23歳は東京五輪でも中心になっていってもらいたい。だからこそスペインやイングランド、アメリカが誇る一流のディフェンスと対峙して、自信を深めていくことが肝要だ。

 前線では菅澤優衣香田中美南、なでしこリーグをけん引するストライカーたちの2トップが見てみたい。代表ではなかなか実現してこなかったが、彼女たちが攻撃を引っ張ってゴールを奪わなければ日本の勝利は見えてこない。特に今季からベレーザを離れてINAC神戸所属になった田中には、国内で“禁断”とも言える移籍を決断した覚悟を代表でも示してもらいたいところだ。

 2トップの一角に岩渕真奈という選択肢もあるが、これまでなかなかなでしこジャパンで期待されたほどの結果を残せていなかった田中が覚醒すれば、東京五輪本番に向けてポジション争いは激しさを増す。それぞれの選手の成長速度も上がっていくだろう。

 東京五輪予選がなく強化の機会が限られるなでしこジャパンにとって、世界の強豪と手合わせできる今大会の3試合は非常に重要なものとなる。まずは現地5日(日本時間6日6時15分キックオフ)のスペイン戦で、現状のベストパフォーマンスを見せての勝利に期待したい。

(文:編集部)

【了】

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