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マンU、過去5年間の歴代フォーメーション。ファーガソン退任後、名門はなぜ迷走を続けたのか?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

プレミアリーグ王者まであと一歩も…

マンチェスター・ユナイテッド
マンU、2017/18シーズンの基本フォーメーション(黄色は新加入選手)

【2017/18シーズン成績】
プレミアリーグ:2位(25勝6分7敗)
チャンピオンズリーグ:ベスト16
FAカップ:準優勝
カラバオカップ:ベスト8


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 ジョゼ・モウリーニョ体制2年目。マンチェスター・ユナイテッドに期待されたのはもちろんタイトル獲得だ。

 その期待に応えるかのように、ユナイテッドはリーグ戦でスタートダッシュに成功する。前半戦終了時点で14勝3分2敗という好成績を収めており、歴代優勝クラブに匹敵するほどの勝ち点を稼いでいたのだ。夏に獲得したFWロメル・ルカクやMFネマニャ・マティッチといった新戦力も見事にマッチしており、充実のシーズンを過ごしていた。

 冬にはその勢いをさらに加速させようと、MFヘンリク・ムヒタリアンとのトレードでFWアレクシス・サンチェスを確保。その後もユナイテッドはモウリーニョ流の堅守、先手必勝と言うべき逃げ切りスタイルを確立し、ポイントを順調に積み重ねた。最終的にリーグ戦で稼いだ勝ち点は「81」。本来なら優勝してもおかしくはない数字だ。

 ただ、この年は同じ街のライバルであるマンチェスター・シティが“異常”だった。彼らはリーグ戦全38試合で勝ち点100を稼ぐなど無双状態に入っており、ユナイテッドは最後の最後までこの差を埋めることができなかった。赤い悪魔は結果的にシティに19ポイントもの差をつけられ、リーグ戦で2位という成績に終わったのである。

 チャンピオンズリーグ(CL)ではラウンド16でセビージャに敗れ、FAカップもファイナルでチェルシーに0-1と惜敗。結局、ユナイテッドはこの年無冠に終わっている。MFポール・ポグバ、FWアントニー・マルシャルやFWマーカス・ラッシュフォードなどが不完全燃焼に終わるなど、後味の悪いシーズンとなってしまった。

▽GK
ダビド・デ・ヘア

▽DF
クリス・スモーリング
フィル・ジョーンズ
アントニオ・バレンシア
アシュリー・ヤング

▽MF
ネマニャ・マティッチ
ポール・ポグバ
ジェシー・リンガード
マーカス・ラッシュフォード
ファン・マタ

▽FW
ロメル・ルカク

【次ページ】3年目のジンクス

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