フットボールチャンネル

マンU、過去5年間の歴代フォーメーション。ファーガソン退任後、名門はなぜ迷走を続けたのか?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

新戦力が大当たり

マンチェスター・ユナイテッド
マンU、2019/20シーズンの基本フォーメーション(黄色は新加入選手)

【2019/20シーズン成績 ※3月16日現在】
プレミアリーグ:5位
ヨーロッパリーグ:ベスト16
FAカップ:ベスト8
カラバオカップ:準決勝敗退


【今シーズンのユナイテッドの試合はDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】


 オーレ・グンナー・スールシャール監督体制2年目。オフ期間の時点でマンチェスター・ユナイテッドに対する期待感はあまり高くなかった。

 FWロメル・ルカクやFWアレクシス・サンチェス、MFアンデル・エレーラらを放出するも、夏の移籍市場で獲得した攻撃手はMFダニエル・ジェームズのみ。特にCFタイプの選手が明らかに足りておらず、このあたりは不安要素の一つであった。

 その不安は的中。第1節のチェルシー戦を4-0で制したことで期待感は一時膨れ上がったが、以降は8試合でわずか1勝しか挙げることができず、順位は一時14位にまで沈んでいる。FWマーカス・ラッシュフォードは好調を維持していたものの、MFポール・ポグバが負傷離脱を余儀なくされるなどチーム全体として機能しているポイントが少なく、スールシャール監督の解任ムードは高まるばかりであった。

 さらに、その嫌な雰囲気を加速させるかのようにラッシュフォードが年明けに負傷。冬の移籍市場ではFWアーリング・ブラウト・ハーランド、FWエディンソン・カバーニ、FWマリオ・マンジュキッチを狙うなどしたが、獲得には至らず。結局はFWオディオン・イガロを獲得する形で人材を確保したが、「なぜイガロ?」といった声も多かったのは事実だ。

 ただ、チームは回復傾向にある。冬に加わったMFブルーノ・フェルナンデスの加入で攻撃のバリエーションが増え、格下相手に苦戦することも少なくなってきた。第25節から第29節までの5試合で失点数わずか「1」と守備も安定感を誇るようになっており、チームは強さを取り戻しつつある。

 DFハリー・マグワイア、DFアーロン・ワン=ビサカ、イガロ、B・フェルナンデス、D・ジェームズらはしっかり個性を出しており、チームにとってプラスの存在に。新戦力のフィットが目立つ結果となっている。

▽GK
ダビド・デ・ヘア

▽DF
ハリー・マグワイア
ヴィクトル・リンデロフ
アーロン・ワン=ビサカ
ルーク・ショー

▽MF
ネマニャ・マティッチ
スコット・マクトミネイ
フレッジ
ブルーノ・フェルナンデス

▽FW
ダニエル・ジェームズ
アントニー・マルシャル

【了】

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top