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「サッカー再開は早くとも来年。優先順位は最後」 ドイツのウイルス学者主張

text by 編集部 photo by Getty Images

ブンデスリーガ
【写真:Getty Images】

 ドイツのウイルス学者であるヨナス・シュミット=チャナシット氏は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止されているプロサッカーの再開は早くとも来年以降にするべきだと主張している。ドイツ『NDR』が19日に伝えた。

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 各国で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響により、欧州ではごく一部の国を除いて国内リーグや国際大会が軒並み中止。ブンデスリーガ1部および2部でも、現時点では4月2日までに予定されていた全試合の中止が決まっている。

 中止期間は今後延長される可能性があるとしても、各国では可能な限り早い時期のリーグ戦再開を目指して調整が行われている。だが「シーズンを最後まで終えられるというのは現実的ではない」とシュミット=チャナシット氏は、2019/20シーズンの再開は不可能だという見解を述べた。

 ウイルス感染が完全に沈静化しない限り、サッカーの試合開催は状況を悪化させると同氏は主張。無観客試合の形で開催するとしても、テレビ観戦のためファンが集まることなどが想定されるとして早期の再開に反対している。

 閉鎖された幼稚園の再開などのように、生活に直結する問題の解決がより重要であり、「楽しむためのイベント、特に人々が集まるものは最後の最後」とシュミット=チャナシット氏。「再開できるのは2021年になってからだろう」と見通しを示した。

【了】

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