バルサ出身の「〇〇のメッシ」は今…。本家との比較、期待や重圧に晒された逸材たちの栄枯盛衰

バルセロナが輩出した不世出の天才、リオネル・メッシは常に比較対象の頂点であり続けている。そして後に続く才能溢れるアタッカーたちは、「〇〇のメッシ」として本家と比べられ、過剰なまでの期待や重圧に晒されてきた。若くしてポテンシャルを高く評価され、重荷を背負ってきたバルセロナの後輩たちはどのようなキャリアを歩んできたのだろうか。かつてメッシと比較され、世界中に散らばる5人の選手たちの今を追った。

2020年03月24日(Tue)9時00分配信

シリーズ:編集部フォーカス
text by 編集部 photo Getty Images
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ニュー・メッシ

ボージャン・クルキッチ
【写真:Getty Images】

ボージャン・クルキッチ(元スペイン代表)

生年月日:1990年8月28日(29歳)
現所属クラブ:モントリオール・インパクト(カナダ)


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 バルセロナの下部組織でゴールを量産し、17歳18日という若さでトップチームの公式戦デビュー、さらに約1ヶ月後には当時リオネル・メッシが保持していたクラブ最年少得点記録も塗り替えた。実質1年目だった2007/08シーズン、ボージャンはリーグ戦10得点を挙げる活躍で、ラウール・ゴンザレスの新人記録をも凌駕して脚光を浴びる。

 しかし、彼は日々巨大になっていく期待と重圧に耐えうるだけの精神力を備えていなかった。2008年2月にはスペイン代表初招集を受けたが、この頃から精神性のめまいに悩まされるようになり、順風満帆と思われたキャリアは停滞を余儀なくされてしまった。

 飛ぶ鳥を落とす勢いだった青年は長きにわたってめまいと戦わねばならず、ローマやミラン、アヤックス、ストーク、マインツ、アラベスと所属先を転々とするが、17歳の頃のような躍動感を取り戻すことができなかった。昨年8月にはストークとの契約を解除してカナダに新天地を求め、北米MLSのモントリオール・インパクトに加入。昨季後半戦はリーグ戦8試合に出場して3得点を挙げた。

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