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シェフチェンコ「状況はまるでチェルノブイリ」 ウイルス危機を幼少時の原発事故と比較

text by 編集部 photo by Getty Images

アンドリー・シェフチェンコ
【写真:Getty Images】

 ウクライナ代表のアンドリー・シェフチェンコ監督は、新型コロナウイルス感染拡大により異常事態に陥った現在の世界状況は「チェルノブイリのようだ」と語った。イタリア『スカイ』が28日付でインタビューを伝えている。

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 中国を発生源とする新型コロナウイルスは世界中に拡大し、感染者数や死亡者数は依然として増加が続いている。経済活動も深刻な打撃を受け、サッカー界でもごく一部を除いて国内リーグや国際大会の大半が延期・中止される異例の事態となった。

「チェルノブイリと非常に似た状況だ」とシェフチェンコ氏は語る。「全く同じような状況を体験したことがある。当時私は9歳だった」と、1986年に当時はソビエト連邦の構成国だったウクライナで起きた原子力発電所事故に言及した。

「我々のやるべきことは、馬鹿げた行動を避けることだけだ。誰も自分がウイルスに感染していないとは確信できない。外出すべきではない。自分たちのことだけでなく、感染すればより深刻な問題を抱えることになる人たちのことを考えるべきだ」と予防対策の徹底を呼びかけている。

 シェフチェンコ氏が現役時代に活躍したイタリアは特にウイルス感染による被害が大きい。「我々はイタリアをサポートしている。状況が改善するという希望を持って過ごすべきだ。全員一緒に危機を脱することができるはずだ」と元ミランのストライカーはイタリアにエールを送った。

【了】

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