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セリエA 4年前

ユベントス、5年間の歴代フォーメーション。セリエA初の8連覇…ポグバからC・ロナウドの時代へ

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

セリエA9連覇への道(2019/20)

ユベントス
ユベントスの2019/20シーズン基本フォーメーション

【シーズン成績】
セリエA:1位(20勝3分3敗)
チャンピオンズリーグ:ベスト16進出
コッパ・イタリア:ベスト4進出
スーペルコッパ・イタリアーナ:準優勝
※成績は2020年4月1日時点のもの

 マウリツィオ・サッリ新監督が就任して迎えた新シーズンに向けて、ジャンルイジ・ブッフォンがパリ・サンジェルマンから電撃復帰を果たした。さらに同じくパリからアドリアン・ラビオを、アーセナルからはアーロン・ラムジーをともにフリーで獲得。賢い補強で実力者をチームに加えることに成功した。

 序盤から順調に結果は出ている。リーグ戦は開幕から14試合無敗で、ラツィオに土をつけられるまで負け知らずだった。そのラツィオに一時首位を奪われたが、26節終了時点では“定位置”に戻っている。チャンピオンズリーグでも決勝トーナメントに進出し、コッパ・イタリアでもラウンド16まで勝ち進んでいる。

 それでも煮え切らないのは、サッリ監督の采配が安定せず、いつまでも探り探りの感が拭えないからか。勝ってはいるものの、例年のような圧倒的な勝ち方ではなく、ナポリやチェルシーで指揮官が見せていた「スタイル」も確立できていない。

 在任5年の全てでセリエAを制し、CL決勝の舞台にも2度挑戦したマッシミリアーノ・アッレグリ監督の勝利に徹するスタイルを見慣れていると、どこか物足りなさを感じるのである。

 世界的な新型コロナウィルスの大流行がイタリアにも波及し、一気に広がってしまった影響が直撃してリーグは中断中。ユベントスでもダニエレ・ルガーニやパウロ・ディバラ、ブレーズ・マテュイディが検査の結果を受けて同ウィルス陽性と診断されチームは活動停止に。今後の動向が読めない部分もあるが、セリエA9連覇を目指す波乱含みのシーズンはどんな結末を迎えるだろうか。

▽GK
ヴォイチェフ・シュチェスニー

▽DF
ファン・クアドラード
マタイス・デ・リフト
レオナルド・ボヌッチ
アレックス・サンドロ

▽MF
ミラレム・ピャニッチ
ロドリゴ・ベンタンクール
ブレーズ・マテュイディ
フェデリコ・ベルナルデスキ

▽FW
パウロ・ディバラ
クリスティアーノ・ロナウド

【了】

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