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セリエA 4年前

ユベントス、5年間の歴代フォーメーション。セリエA初の8連覇…ポグバからC・ロナウドの時代へ

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

イグアイン降臨。止まらない勢い(2016/17)

ユベントス
ユベントスの2016/17シーズン基本フォーメーション

【シーズン成績】
セリエA:1位(29勝4分5敗)
チャンピオンズリーグ:準優勝
コッパ・イタリア:優勝
スーペルコッパ・イタリアーナ:準優勝

 マッシミリアーノ・アッレグリ体制で最も充実したシーズンと言えるかもしれない。序盤戦に苦しんだ前年とは打って変わって、5節以降は一度も首位の座を譲ることなくセリエA6連覇を達成し、コッパ・イタリアも連覇、チャンピオンズリーグでは決勝進出を果たした。

 ポール・ポグバがマンチェスター・ユナイテッドへ移籍してしまったが、ナポリからはアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインを獲得。絶対的な攻撃的MFの不在という課題こそあれど、前線の破壊力はより一層圧倒的になった。

 イグアインの加入によってストライカーを本職とするマリオ・マンジュキッチが左サイドで起用されるようになったほど、選手層に厚みが出たのだ。その新たな起用法もハマり、クロアチア代表FWは自慢の献身性を武器に左サイドを制圧した。

 イタリア史上3番目に高い移籍金9000万ユーロ(約108億円)で加入したイグアインもリーグ戦全38試合でピッチに立ち24得点と期待通りの活躍を披露。トップ下起用が増えたディバラは11得点とやや成績を落としたが、セリエAでは敵なしの攻撃陣が完成した。

 中盤やディフェンスラインも含めて主力メンバーを固定しつつ戦えたことも大きかった。3年で2度目となったCL決勝はレアル・マドリーに屈したが、低迷が叫ばれたイタリアサッカーがいまだに欧州の頂点に匹敵する競争力を秘めていることをユベントスは証明した。

▽GK
ジャンルイジ・ブッフォン

▽DF
シュテファン・リヒトシュタイナー
レオナルド・ボヌッチ
ジョルジョ・キエッリーニ
アレックス・サンドロ

▽MF
サミ・ケディラ
ミラレム・ピャニッチ
ファン・クアドラード
パウロ・ディバラ
マリオ・マンジュキッチ

▽FW
ゴンサロ・イグアイン

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