アンフィールド
【写真:Getty Images】

 新型コロナウイルス感染拡大の初期段階に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)の試合が、開催国における感染の加速に影響した可能性があるかもしれない。各国の医療関係者が見解を示している。

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 2月と3月に開催されたCL決勝トーナメント1回戦のアタランタ対バレンシアの2試合は、イタリアとスペイン両国の感染拡大に大きく影響した可能性が指摘されていた。だが感染を拡げたと考えられる試合はそれだけではない。

 リバプール市の公共健康ディレクターを務めるマシュー・アシュトン氏は、3月11日に開催されたリバプール対アトレティコ・マドリー戦が英国での感染拡大に繋がったと指摘。「あの試合の開催は正しいことではなかった」と英紙『ガーディアン』に語った。

「アトレティコ戦はリバプールにおける感染者増加に影響した可能性がある。今後同じ失敗を犯さぬよう、学習と調査のリストに含めるべき出来事であることは間違いない」とアシュトン氏。欧州各国で試合の無観客開催や延期などが増えつつある状況の中、英国は比較的ウイルスの到達が遅く、リバプール対アトレティコ戦は5万2000人以上の観客を入れて開催されていた。

 一方フランスの医師マルセル・ガリグ=グランシャン氏は、2月26日のリヨン対ユベントス戦がフランスでの感染拡大に影響したと主張。「サッカーが感染病の加速器になった」と仏紙『レキップ』がコメントを伝えた。

 5万7000人以上の観客が観戦したこの試合に、イタリアの感染拡大地域から多くのサポーターが訪れたと同医師は指摘。だが2月26日から2週間以内に確認された感染者は試合に直接関係していなかったとの調査結果もあり、この主張の正当性には異論もあると伝えられている。

【了】

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