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「普通の日本人とは違う」 元鹿島・浦和監督のオリヴェイラ氏が本田圭佑を語る

text by 編集部 photo by Getty Images

本田圭佑
【写真:Getty Images】

 鹿島アントラーズや浦和レッズの元監督でもあるオズワルド・オリヴェイラ氏は、ブラジルのボタフォゴに加入した本田圭佑についての印象や今後の活躍に向けた見通しを語った。ブラジル『グローボエスポルチ』が同氏のコメントを伝えている。

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 本田は今年1月末にボタフォゴ加入が決定。世界的スター選手としてサポーターからの大歓迎を受け、待望の公式戦デビューを飾った先月15日のバングー戦ではPKでの初ゴールも挙げた。だがその後、新型コロナウイルスの影響によりブラジルでも試合の開催は中止されている。

 2007年から2011年まで鹿島を率いたオリヴェイラ氏は、名古屋グランパスでプロデビューを飾った当初の本田と対戦した記憶を振り返った。2007年9月の試合では本田に2点を奪われたこともあり、「まだ若手だったので驚かされた。非常に印象的だった」と語っている。

「典型的な日本人とは少し違う。日本人には規律と礼儀正しさがあるが、あまり大胆ではない。本田には規律と礼儀正しさがあり大胆でもある」とオリヴェイラ氏は本田を評し、「彼には色々なことを簡単にやれる力がある。強く賢く有能で、非常にスピードもあった」と賛辞を送っている。

「チームの頭脳になれる力があることは間違いない。徐々にチームリーダーになっていくだろう。全ての条件を備えている。うまく適応できれば、本田はブラジルで勝利できるために必要な全てを持っている」と新天地での成功を予想した。

 オリヴェイラ氏は2012年から2013年までボタフォゴでも監督を務め、クラブ史上に残るビッグネームであるオランダ代表のMFクラレンス・セードルフを迎え入れた。「今の彼はセードルフのようだ」と、本田がボタフォゴにとって同様の存在であることはオリヴェイラ氏も認めている。

【了】

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