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プレミアリーグ、“リバプールを除く”今季ベストイレブンは? ピッチを彩った実力者たち【粕谷秀樹のプレミア一刀両断】

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、プレミアリーグは第29節(第28節)を終えた時点での中断を余儀なくされた。現在も再開できていない状況ではあるが、今回は今季ここまでの個人パフォーマンスを評価したベストイレブンを選定。ただし、プレミアリーグ制覇をほぼ手中に収めているリバプールの選手は対象外とした。(文:粕谷秀樹)

シリーズ:粕谷秀樹のプレミア一刀両断 text by 粕谷秀樹 photo by Getty Images

GKはあの若手

ディーン・ヘンダーソン
【写真:Getty Images】

 今回は異例の企画である。

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 新型コロナウイルスの感染拡大によって世界中の機能が止まり、プレミアリーグも中断を余儀なくされた。メディアから監督、選手のインタビュー、マッチレポートが消え、各クラブの借金額とか新たな感染者とか、ネガティブな話題が目につく。いかんいかん、そんなんじゃいかん。このご時世だからこそ、明るく前向きに捉えましょ、というわけで、第29節終了時点のプレミアリーグ・ベスト11を選んでみた。

 ただし、「リバプールの選手を除く」である。なぜなら、2019/20シーズンのリーグ制覇が99.99%決定している彼らを人選に含めると、半数以上を占めてしまうからだ。

 しかも、『SKY SPORTS』をはじめとするイギリスのメディアが、リバプールを含めたベスト11を選びはじめている。ならば筆者は生来のひねくれ者。〈WITHOUT LIVERPOOL〉でトライするのが個性というものだ。

 GKはシェフィールド・ユナイテッドのディーン・ヘンダーソンだ。安定感が増し、イージーミスはほとんどない。正確性が増したフィードも各方面で高く評価され、攻撃の基点としても機能するようになってきた。

 クリーンシート数はリーグ2位タイの10回。クラブに浸透する守備意識の高さもさることながら、ヘンダーソンはキャッチング、ポジショニング、コーチングなど、水準以上のパフォーマンスで貢献している。まだ23歳。今後10年はトップランクを維持するに違いない名GKだ。

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