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セリエA、全クラブが再開合意もブレシアは「状況次第で不参加」表明

text by 編集部 photo by Getty Images

マッシモ・チェッリーノ
【写真:Getty Images】

 イタリア・セリエAは、新型コロナウイルスの影響により中断されている今季リーグを再開させ全日程を消化する方針が全20クラブの全会一致で合意したと表明した。だがその後、ブレシアは状況次第で不参加を決める可能性もあるとする声明を出している。

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 ウイルス感染の再拡大なども懸念される状況の中、リーグ戦の再開には反対しているクラブもあると報じられていたが、21日に行われた全クラブのテレビ会議を通して再開の意向が確認されたとレーガ・セリエAは発表。2019/20シーズンをこのまま打ち切りにすることはないという方向性が示された。

 だがブレシアは、リーグからの発表の数時間後に「ブレシアの立場」とする声明を公式ウェブサイトに掲載。投票においては全会一致で再開に賛成したことを認めながらも、あくまでも十分な安全確認後という条件の下での賛成だと強調している。

「ブレシア地域での健康条件の推移を判断し、練習やその後の試合への参加について決定を下す権利は放棄しない」とクラブは述べ、独自判断により再開後のリーグ戦に参加しない可能性もあるとしている。

 ブレシアのマッシモ・チェッリーノ会長はこれまでに、リーグ戦の再開に強固に反対する姿勢をメディアで訴え続けてきた。チームは中断時点で降格圏の最下位に位置しているが、このまま降格を強いられるとしても再開には応じないと同会長は主張していた。

【了】

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