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外出違反で批判受けたアストン・ビラ主将、ユニフォーム売却で730万円を寄付

text by 編集部 photo by Getty Images

ジャック・グリーリッシュ
【写真:Getty Images】

 アストン・ビラのキャプテンを務めるMFジャック・グリーリッシュは、試合で着用したユニフォームを抽選形式のオークションに出品し、収益約5万5000ポンド(約730万円)を英国のNHS(国民保健サービス)に寄付することを決めた。英紙『デイリー・メール』などが伝えている。

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 グリーリッシュが出品したのは、昨季チャンピオンシップ(2部)で戦っていたアストン・ビラがバーミンガム・シティと対戦した今年3月のダービーマッチで着用した「10番」のユニフォーム。グリーリッシュはこの試合でピッチ上に乱入した観客に殴り倒される被害に遭ったが、プレーを続行して決勝ゴールを挙げた。乱入した男が14週間の懲役刑を受けたことなども含め大きな話題となった試合だった。

 グリーリッシュのユニフォームは、10ポンド(約1330円)を支払った応募者の中から抽選で選ばれた当選者に贈られるという形で出品された。3600人以上のファンから応募が集まり、約5万5000ポンドの収益となった。収益は新型コロナウイルスと戦うNHSのスタッフやボランティア、患者らのために寄付するとグリーリッシュは表明している。

 今回のチャリティー行為は、3月末に外出規制に違反して批判を受けた一件に対する謝罪の意味を込めたものだと捉えられている。グリーリッシュはSNSを通してファンに外出自粛を呼びかけたあと、その数時間後から夜通しのパーティーに参加し、そのまま翌朝には交通事故を起こしたとしてメディアやファンから厳しい批判を浴びていた。

【了】

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