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世界最高の右ウイングは誰だ! RWG能力値ランキング11位~15位。前回トップ5入りも…大幅ダウンとなった男とは?(19/20シーズン確定版)

シリーズ:19/20能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

13位:ベンフィカのアシスト王

ピッスィ
ピッスィの能力値や今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

FW:ピッスィ(ポルトガル代表/ベンフィカ)
生年月日:1989年10月6日(30歳)
市場価格:2150万ユーロ(約25.8億円)
今季リーグ戦成績:24試合出場/14得点8アシスト ※5月12日時点


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 ポルトガルの強豪・ベンフィカで躍動している30歳のサイドアタッカー。2016/17シーズンにはプリメイラ・リーガの年間最優秀選手賞に輝いた実績を持つ、確かな力の持ち主だ。年齢的には決して若くはない同選手だが、昨季はリーグ戦34試合で13得点19アシストを記録する圧巻の活躍を見せ、『UEFA.com』選出のリーグMVPに。今季もここまでリーグ戦24試合で14得点8アシストを記録と大きく奮闘しており、シーズンを重ねるごとにその凄みは着実に増している。

 ピッスィの最大の特徴は「パス」精度の高さと言えるだろう。ベンフィカの前監督であるジョルジュ・ジェズスの下、ウイングから“司令塔”にコンバートされ才能を開花させた事実が示す通り、とにかく視野が広く、味方の動きに対しピンポイントでボールを送り届けることができる。リスクを恐れずに縦パスをズバズバと入れることも多く、独特なリズムから繰り出すクロスの質もピカイチだ。このあたりの上手さは、ウイングへ“再コンバート”された昨季や今季も健在。「パス」の数値は「85」と大きな評価になった。

 そして、ペナルティエリア内への果敢な侵入、そこから繰り出されるキックの質を活かしたシュートの威力も抜群。組み立てから崩し、フィニッシュと前線でありとあらゆるタスクを果たすことができる存在とも言えそうだ。また、ウイングやインサイドハーフだけでなく、トップとトップ下もこなすユーティリティー性も光る。先述した能力はもちろんのこと、「IQ」と「攻撃力」も比較的高い選手である。

 ウイングの選手として「スピード」はやや落ちるピッスィであるが、前線で果たすタスクの幅広さやリーグ戦などで記録している得点とアシストの数を見れば、その能力の高さは一目瞭然である。プレーを観る機会は日本ではあまり多くないかもしれないが、ぜひ注目しておきたい選手である。

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