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世界最高の右ウイングは誰だ! RWG能力値ランキング11位~15位。前回トップ5入りも…大幅ダウンとなった男とは?(19/20シーズン確定版)

シリーズ:19/20能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

12位:ナポリのベテラン

ホセ・マリア・カジェホン
ホセ・マリア・カジェホンの能力値や今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

FW:ホセ・マリア・カジェホン(スペイン/ナポリ)
生年月日:1987年2月11日(33歳)
市場価格:950万ユーロ(約11.4億円)
今季リーグ戦成績:23試合出場/2得点6アシスト ※5月12日時点


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 レアル・マドリードの下部組織出身で、2014年にはスペイン代表入りも果たした33歳のベテランアタッカー。2013年に加入したナポリでは以降スタメンの座を守り続けており、イルビング・ロサーノといった同じポジションの実力者が加入した今季も変わらず右サイドのファーストチョイスであり続けている。ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督からの信頼は確かであり、ロレンツォ・インシーニェやドリース・メルテンスらとともにクラブを支える中心的存在と言えるだろう。

 ホセ・マリア・カジェホンはオフ・ザ・ボール時の動きが非常に冴える選手だ。とくに、相手の裏を取る動きに関してはもはや「芸術的」と言える。マークに付いてくるDFを一瞬で外してクロスを上げたり、ゴールに直結するような飛び出しでこれまでにも幾度となく違いを生み出してきた。「スピード」も一定以上のものがあるため、カジェホンと対峙している選手からすれば一瞬でも気を緩めてしまうとその時点でゲームオーバー。そのような恐ろしさが、33歳のベテランFWにはある。

 また、ボールを扱う基本技術は全般的にどれも高い。「ドリブル」や「テクニック」、「パス」などが“ずば抜けている”印象はないが、味方を活かすプレーも味方に活かされるプレーもどちらも上手いのがカジェホンの魅力であると言えるだろう。そして、ここ最近は守備面でのタスクも高いレベルでこなすなど「守備力」も向上中。33歳にして新たな可能性を見出しつつあると言えるのではないか。

 ただ、守備面でのタスクが増える一方で「得点力」にはやや不安が。昨季はリーグ戦わずか3得点に留まり、今季もここまで同2得点とブレーキがかかっている。GKとの1対1で敗れてしまうことも少なくはないなど、このあたりの改善は必須か。

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