3位：ブラジルが生んだスター

FW：ネイマール（ブラジル代表／パリ・サンジェルマン）
生年月日：1992年2月5日（28歳）
市場価格：1億6000万ユーロ（約192億円）
今季リーグ戦成績：15試合出場／13得点6アシスト

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「ブラジルの至宝」として世界にその名を轟かせたサッカー界屈指のスター選手。セレソン、そして所属するパリ・サンジェルマン（PSG）でも背番号10を身に付けるなど絶対的エースとして大きな期待を寄せられている存在であり、これまでにも数多くの大舞台で輝きを放ってきた。メディアやサポーターから批判の的とされることも少なくないが、それは注目度の高さゆえ。技術面や今までの実績を見ても、ワールドクラスの域に達している選手であることに疑いの余地はない。

　何かと話題に欠かぬ男であるネイマール。そんな同選手の特長はブラジル人らしい高度な「ドリブル」と「テクニック」にある。真似するのが難しい華麗なフェイントを使うことが多く、ボールを持てば迷わず仕掛けに行く姿勢を貫き通している。とくに良く使うのが“反発ステップ”。右足を上げてピッチにつけ、相手の重心を足と同じ方向に傾け、再び右足でボールをタッチして相手の重心と反対方向へ突破するという技だ。このキレ味に関して、ネイマールを上回る選手はなかなかいないのではないだろうか。

　そしてキックの精度も抜群だ。自ら点を取る能力ももちろん高いのだが、味方の動きを見逃さず、ピンポイントでボールを送り届けることを可能としており、ブラジル代表やPSGではセットプレーのキッカーも務めるなど、ゴールだけでなくアシストも稼ぐことができるのがネイマールの怖さとも言える。ボールを持ちすぎてしまう場面も少なくはないのは事実だが、幅広いポジションをこなすことができる点を考えても、非常に攻撃センスが高い選手であることがわかるだろう。

　一方で「空中戦」や「フィジカル」で大きく数値が低下。能力のある選手なため激しいマークを受けるのは仕方ないが、それでも簡単に倒れてしまうシーンが多いのは否めない。負傷離脱してしまうことも少なくはなく、その点は大きなマイナス評価となった。