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世界最高の左ウイングは誰だ! LWG能力値ランキング1位~5位。総額約730億円の男たちが集結! トップは誰の手に?(19/20シーズン確定版)

リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。※成績は4月1日時点

シリーズ:19/20能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

5位:マドリーの新エース

エデン・アザール
エデン・アザールの能力値や今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

FW:エデン・アザール(ベルギー代表/レアル・マドリー)
生年月日:1991年1月7日(29歳)
市場価格:1億ユーロ(約100億円)
今季リーグ戦成績:10試合出場/1得点4アシスト


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 ベルギーが生んだ正真正銘の「怪物」。2018年に行われたロシアワールドカップでは主将として母国を3位に導き、昨季まで所属していたチェルシーではエースとしてプレミアリーグ制覇やヨーロッパリーグ制覇に貢献するなど、常にワールドクラスの輝きを放ってきた存在だ。そんな同選手は今季よりレアル・マドリーに所属。背番号は、かつてラウール・ゴンザレスやクリスティアーノ・ロナウドといった数多くの名手が身に付けた「7番」を継承している。新エースとして大きな期待を寄せられているのは明らかだ。

 そんなエデン・アザール最大の武器は、ご存知の通り「ドリブル」にある。南米のアタッカーのように派手なフェイントを使って敵を抜き去るというイメージはないが、とにかく緩急の使い方が巧みで、一瞬の加速力を活かして相手を確実に“剥がす”ことを可能としている。ボールを持った状態でも「スピード」はどんどんと上がっていくため、どんなに優れたDFであってもアザールを止めるのは容易ではない。「ドリブル」に関しては間違いなく世界トップレベルにあると見ていいだろう。能力値も「95」と飛び抜けた数字となった。

 また、アザールは身長173cmと小柄ながら「フィジカル」の強さも兼備。体幹がしっかりしており、身体の使い方も非常に巧みなため、大柄な選手にぶつかられても簡単にボールを失うことがない。非常にタフな選手だ。そして、得点力の高さも見逃せないポイント。ボックス内での嗅覚やミドルシュートの威力などは申し分なく、狭いコースを確実に射抜くシュート精度の高さも非常に魅力的だ。「攻撃力」も数値は「87」と大きな評価となっている。

 一方で「空中戦」は数値が大きく低下。そして、今季は開幕前からオーバーウェイトを指摘され、シーズンが始まっても負傷離脱を繰り返すなど、肉体面にも不安が。そのあたりが大きなマイナスポイントとなり、今回はLWGランキングの5位に落ち着いている。

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