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ヨハン・クライフ、アヤックスへの置き土産。伝説を締めくくった37年前のラストゴール

text by 編集部 photo by Getty Images

ヨハン・クライフ
【写真:Getty Images】

 サッカー史上でも最も偉大なレジェンドの一人として、現代サッカー界にも様々な形で影響を残しているヨハン・クライフ氏。そのクライフ氏がアヤックスでのラストゴールを決めたのは、ちょうど37年前の5月17日だった。

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 アヤックスといえばクライフ氏、クライフ氏といえばアヤックスが連想されるほど両者の存在は同一視される。1973年にそのアヤックスを離れたクライフ氏は、伝説のもう一つのメイン舞台となったバルセロナでも5年間にわたって活躍した。

 その後のキャリアについては比較的語られることが少ないかもしれない。一旦現役を引退したクライフ氏は北米サッカーリーグ(NASL)で現役復帰。スペイン2部のレバンテでもプレーしたあと、34歳となった1981年には古巣アヤックスへの復帰を果たした。

 2年後に再びアヤックスを去る前に、最後の試合となったのが1983年5月17日のKNVBカップ(オランダ杯)決勝2ndレグ、NECナイメヘン戦。この試合で、アヤックスでの最後のゴールも挙げた。

 1stレグに3-0の勝利を収めていたアヤックスは、アウェイでの2ndレグでも2-1とリード。その2点を挙げたのは、後にジュビロ磐田でもプレーする当時19歳のジェラルド・ファネンブルグだった。

 迎えた71分、エリア手前でのFKから横パスを受けたクライフ氏は、ペナルティーアーク内からの鮮やかな右足ダイレクトシュートをゴール右上の絶妙なコースへ突き刺す。国内2冠を置き土産としたクライフ氏はその後、フェイエノールトへ移籍して現役最後の1年を過ごすことになった。

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