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世界最高の左ウイングは誰だ! LWG能力値ランキング16位~20位。マンUが手放した驚異のドリブラーとは?(19/20シーズン確定版)

シリーズ:19/20能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

18位:レアルの次なるエース候補

マルコ・アセンシオ
マルコ・アセンシオの能力値や今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

FW:マルコ・アセンシオ(スペイン代表/レアル・マドリー)
生年月日:1996年1月21日(24歳)
市場価格:3200万ユーロ(約38.4億円)
今季リーグ戦成績:0試合出場/0得点0アシスト


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 マジョルカの下部組織出身で、2014年にレアル・マドリー移籍を果たしたレフティー。加入当初はエスパニョールへのレンタルなどを経験した同選手であるが、マドリー復帰を果たした2016/17シーズンのプレシーズンマッチで存在感を放って以降は継続的に出場機会を得るようになり、2018年にはデビューから2年2ヶ月でマドリー通算100試合出場を達成するなど、驚くべき速度で成長を果たした存在だ。しかし、活躍が期待された今季はプレシーズンマッチで前十字靭帯断裂の重傷を負い、ピッチに立つことはできておらず。選手本人としてもチームとしても大打撃となってしまった。

 と、ここまで試合にこそ出場できていないマルコ・アセンシオであるが、高い能力の持ち主であることに変わりはない。中でも特筆すべきは、シュートセンスの良さであると言えるだろう。左足から放たれるミドルシュートの威力と精度はともに申し分なく、観る者を驚かせるゴラッソが多いのが特徴的な選手だ。また、ただ力任せにボールを蹴るのではなく、コースをしっかりと狙ったコントロールショットの上手さもあるなど、フィニッシュパターンも非常に多彩。このあたりのセンスは申し分ないと言えるだろう。

 そして、エスパニョール在籍時にリーグ戦で13アシストという成績を収めた事実が示す通り、周りの選手を活かす上手さも兼備。とにかく視野が広く、味方の選手の動きを見逃さずにピンポイントで「パス」を送り届けることが可能だ。そのプレースタイルゆえか、アセンシオは「ドリブル」の上手さもあるが独力で突破するよりも、味方との連係を活かして局面を打開することが多い。“周りを使いながら自分も活きる”という術を熟知している選手と言えるのではないか。

 やや好不調の波が激しい点は否めないが、攻撃手として確かなスキルを持つアセンシオ。今季の長期離脱は非常に悔やまれるが、マドリーの次なるエース候補として、戦列復帰後にこの鬱憤をぜひとも晴らしてほしいものだ。

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