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世界最高の左ウイングは誰だ! LWG能力値ランキング16位~20位。マンUが手放した驚異のドリブラーとは?(19/20シーズン確定版)

シリーズ:19/20能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

16位:マンUを支えるフランス人

アントニー・マルシャル
アントニー・マルシアルの能力値や今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

FW:アントニー・マルシアル(フランス代表/マンチェスター・ユナイテッド)
生年月日:1995年12月5日(24歳)
市場価格:4800万ユーロ(約57.6億円)
今季リーグ戦成績:23試合出場/11得点3アシスト


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 リヨン、モナコでの活躍を受け、2015年にマンチェスター・ユナイテッドに移籍したフランス人FW。加入当時はまだ19歳だった同選手だが、移籍金は3600万ポンド(出来高で最大5760万ポンド)とされており、これは当時の10代選手の史上最高額となっていた。その後はやや期待に応えられないシーズンが続いたアントニー・マルシアルであったが、今季はリーグ戦23試合の出場で11得点3アシストを記録中と大きく奮闘。ユナイテッドにおける自身キャリアハイを更新する勢いを見せている。

 今季のユナイテッドでは1トップを務めているマルシアルであるが、ウイングとしても非常に優秀な選手だ。特筆すべき能力は「ドリブル」だろう。インサイドとアウトサイド、足裏を巧みに織り交ぜたボールタッチを駆使して中央へ切り込んだり、一定以上の水準にある「スピード」を活かして縦に抜け出したりと、状況に応じて柔軟に仕掛け方を変えることができる。対峙する選手からすると読みづらく、ボールを奪うタイミング等を定めるのが非常に難しくなると言えるだろう。

 また、今季リーグ戦で11得点を挙げている事実が示す通り、得点力がシーズンを重ねるごとに着実に向上。「スピード」を活かした相手の背後のスペースに抜け出す動き方も巧みで、左右両足で精度の高いシュートを放ってGKとの勝負を制することができる。まだまだ他の並み居るストライカーに比べると物足りないのは事実であるが、マルシアルはまだ24歳。この調子で引き続きレベルアップを目指してほしいところだ。

 一方で「パス」や「フィジカル」に関しては改善が必要。前者については、やや強引で雑なボールを出してしまうことも少なくなく、もう少し正確性を身に付けたいところ。後者については、特にフィジカルコンタクトが激しくなるゴール前やペナルティエリア内でボールを持つとキープしきれない場面が目立つ。このあたりの能力はぜひ伸ばしていきたいところである。

【了】

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