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代表 4年前

イングランド代表、背番号10の系譜。オーウェン、ルーニー、スターリング…運命に呪われた早熟の天才たち

シリーズ:編集部 text by 編集部 photo by Getty Images

ロシアワールドカップ(2018)

ラヒーム・スターリング
【写真:Getty Images】



背番号10:ラヒーム・スターリング(マンチェスター・シティ)
生年月日:1994年12月8日(当時23歳)
個人成績:6試合出場/0得点1アシスト

監督:ガレス・サウスゲイト
戦績:4位

 近年低迷していたイングランド代表は、28年ぶりのワールドカップ準決勝進出に沸いた。ところか、背番号10を託されたスターリングは厳しい批判に晒されることになる。

 自身2度目のワールドカップでの成績は、7試合中6試合に出場して無得点。アシストもわずかに1つ記録したのみだった。マンチェスター・シティでの躍動ぶりとは打って変わって、ワールドカップではたびたび訪れる決定機をフイにし続けて不興を買った。

 決定力不足は以前から課題とされてきた。ドリブルでの仕掛けや、ディフェンスラインの裏への飛び出し、コンビネーションを利用した崩しなどフィニッシュの局面に絡むプレーの質は非常に高い。しかし、とにかくシュートの場面で決定的なチャンスをことごとく外して足を引っ張った。

 スターリングの姿は、キャプテンマークを巻いて6得点を挙げ、ワールドカップ得点王に輝いた相棒のハリー・ケインとは対照的だった。オーウェンやルーニーも苦しめたイングランド代表の背番号10は何かに祟られているのだろうか…。

【了】

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