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代表 4年前

韓国代表、背番号10の系譜。日韓大会4強進出の英雄、流浪の嫌われ者、そして“コリアン・メッシ”へ

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ドイツワールドカップ(2006)

パク・チュヨン
【写真:Getty Images】



背番号10:パク・チュヨン(FCソウル)
生年月日:1985年7月10日(当時20歳)
個人成績:1試合出場/0得点0アシスト

監督:ディック・アドフォカート
戦績:グループリーグ敗退

 ドイツワールドカップアジア最終予選でA代表デビューを飾ったパク・チュヨンは、本大会開幕時点で弱冠20歳と若く、韓国代表内でも主力というわけではなかった。背番号10を任されてはいたものの、エースストライカーは当時清水エスパルスに在籍していたチョ・ジェジンで、本大会での出場機会はグループリーグ第3戦のスイス戦のみ。

 その試合でパク・チュヨンは不用意なファウルでスイス代表にフリーキックを与え、フィリップ・センデロスのゴールのきっかけとなってしまう。韓国史上最年少でワールドカップに出場した若者は、初めての大舞台で67分に交代を告げられ、チームも敗れてグループリーグ敗退となった。

 韓国では世代別代表で常に主力を担い、次世代のエース候補として注目されていた。高麗大学在学中の2005年にFCソウルでプロデビューし、新人賞も受賞していたが、まだまだ駆け出し。この大会の後、欧州移籍などで評価を高めて韓国代表の真のエースストライカーとしての立場を確立していくことになる。

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