7位：チェルシーの鉄人

DF：セサル・アスピリクエタ（スペイン代表／チェルシー）
生年月日：1989年8月28日（30歳）
市場価格：3000万ユーロ（約36億円）
今季リーグ戦成績：27試合出場／2得点3アシスト

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　チェルシーで守備の要&キャプテンとして不動の地位を築き上げているスペイン代表DF。2015/16シーズンから2018/19シーズンまでの間、プレミアリーグ欠場はわずか2試合のみというサッカー界屈指の「鉄人」としても知られている選手である。そんな同選手は、今季も欠かせぬ存在としてフランク・ランパード監督の下で奮闘中。ここまでリーグ戦27試合に出場するなど、チャンピオンズリーグ（CL）出場権獲得を目指すチームを支えている。

　セサル・アスピリクエタは「守備力」の高い選手である。「スピード」こそ凡庸だが、球際では簡単に負けない「フィジカル」の強さがあり、的確なポジショニングと読みの鋭さを活かしてピンチを未然に防ぐことも。さらに、カードを恐れないハードなタックルも同選手の持ち味。身長は178cmと大柄なタイプではないが、「空中戦」でも強さを発揮するため、サイドバックのみならずセンターバックとしても非常に優秀な選手と言える。

　縦への突破力が抜群に長けているわけではないが、攻撃時は相手の最終ラインが整う前に繰り出すアーリークロスでチャンスを演出。ただ鋭いだけではなく、もちろん正確性も抜群である。また、セットプレー時にはファーストチョイスではなくともターゲットマンになることも。こうした部分からも、「フィジカル」と「空中戦」の強さがわかると言えるのではないだろうか。

　ハードな日程にも折れず、試合に出場し続けるアスピリクエタは、リーダーに相応しい強靭な「メンタル」の持ち主であるとも言える。若手の成長が著しい近年のチェルシーだが、その中でもこの男の存在価値は確かなものがある。