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セリエA、今季中の観客入場目指す。サッカー連盟会長「一定数の入場は可能」

text by 編集部 photo by Getty Images

ユベントス・スタジアム
【写真:Getty Images】

 新型コロナウイルスの影響により中断されているリーグ戦を今月20日から再開することを決定し、再開後の詳細日程も発表されたイタリアのセリエA。当面は無観客試合での開催となるが、今季中に一定数の観客入場を可能とすることも目標としているようだ。

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 すでに再開されたドイツのブンデスリーガや、今後の再開が予定されるプレミアリーグ、リーガエスパニョーラなども含め、欧州の今季中の試合は原則として無観客となることが見込まれる。新型コロナウイルスのワクチン開発などが実現しない限り、来季や来年にまで無観客試合の期間が及ぶ可能性があるとの予想もある。

 だが状況が許せば、人数制限を加えた上で今季中に観客のスタジアム入場が認められる可能性もあるのかもしれない。イタリアサッカー連盟(FIGC)のガブリエレ・グラヴィナ会長は、イタリア『ラジオ24』に楽観的な見通しを語っている。

「4万人や6万人、8万人を収容するスタジアムに、最小限のパーセンテージの観客を入れられるだけのスペースがないとは考えにくい。現時点では時期尚早だが、リーグ戦を再開することで希望の兆しが出てくることを期待したい」と同会長は語った。

 一方、イタリア保健省事務次官のサンドラ・ザンパ氏も『ラジオ・プント・ヌオーヴォ』で観客入場の見通しについてコメント。「もちろん感染ペースが落ち着けばではあるが、スタジアムを部分的に開放してユベントス対ラツィオの上位決戦が行われることを期待したい」と述べている。現時点で1ポイント差の首位と2位に位置する両チームの対戦は7月20日に予定されている。

【了】

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