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アビスパ福岡ヘッドコーチも務めたセルビアのレジェンドが死去。新型コロナにも感染

text by 編集部 photo by Getty Images

イリヤ・ペトコビッチ
【写真:Getty Images】

 セルビア・モンテネグロ代表監督やアビスパ福岡ヘッドコーチなどを務めたイリヤ・ペトコビッチ氏が現地時間27日に74歳で死去した。セルビアサッカー協会が発表を行っている。

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 セルビア紙『Blic』などの報道によれば、ペトコビッチ氏は十二指腸潰瘍の破裂のため月曜日に入院。その際に新型コロナウイルスにも感染していることが検査で明らかになった。ウイルス対応を行う病院に転院したあと、容態は一旦落ち着いていたが、急激に悪化して心臓と肺に問題が生じたとのことだ。

 ペトコビッチ氏は現役時代にはMFとしてプレーし、旧ユーゴスラビアのOFKベオグラードおよびフランスのトロアで活躍。ユーゴスラビア代表としても43試合に出場し、1974年ワールドカップにも出場してゴールを挙げた。

 指導者としてはユーゴスラビア代表アシスタントコーチなどに続いて、1998~1999年には日本のアビスパ福岡でヘッドコーチも務めた。中国、韓国、カタールなどアジアの他国でも複数クラブの監督を歴任した。

 2000~2001年には監督としてユーゴスラビア代表を指揮。2003年にはセルビア・モンテネグロへと名称を変えた代表チームの監督に再び就任し、2006年ドイツワールドカップ欧州予選ではスペイン代表などを抑えて首位通過したが、本大会では3戦3敗に終わった。ベオグラードサッカー協会会長も務めていた。

【了】

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