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19/20プレミアリーグベストイレブン。マネ落選…! 王者の主軸を蹴落としたのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF

ウィルフレッド・ディディ
【写真:Getty Images】

ウィルフレッド・ディディ(ナイジェリア代表/レスター)
生年月日:1996年12月16日(23歳)
市場価格:3600万ユーロ(約43億2000万円)
今季リーグ戦成績:32試合出場/2得点1アシスト


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 2季連続9位に終わっていたレスターだが、今季はブレンダン・ロジャース監督の下、最後までチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得を争うなど力を見せつけた。その中で欠かせぬ存在として活躍したのがウィルフレッド・ディディ。今季は怪我の影響で数試合を欠場してしまったものの、不動のアンカーとして最後まで献身的にチームをサポートした。

 長い足を活かしたボール奪取を得意とするディディは、そのストロングポイントをピッチ上で存分に示した。事実、タックル数128回、インターセプト数80回はともにリーグ2位となる成績。タックルに関しては成功率も52%と申し分ないデータが出ている。その貢献度の高さは明らかで、まさにベストイレブン選出に相応しいパフォーマンスだったと言えるはずだ。

ジョーダン・ヘンダーソン
【写真:Getty Images】

ジョーダン・ヘンダーソン(イングランド代表/リバプール)
生年月日:1990年6月17日(30歳)
市場価格:2800万ユーロ(約33億6000万円)
今季リーグ戦成績:30試合出場/4得点5アシスト

 スティーブン・ジェラードから腕章を引き継いだこの男の存在がなければ、リバプールの優勝はなかったかもしれない。持ち前のハードワークと熱いキャプテンシーは幾度となくチームに力を与え、インサイドハーフとアンカーの両方を高いレベルでこなすなど、MFとしての確かな能力を誇示。過去には戦力外通告も受けた同選手だが、今ではレジェンド級の輝きを放っていると言えるだろう。

 昨季のチャンピオンズリーグ(CL)に引き続き、プレミアリーグのトロフィーも天に掲げたジョーダン・ヘンダーソンは、今季リーグ戦30試合で4得点5アシストをマーク。もちろん、数字には表れない部分での仕事ぶりも圧巻だった。そんな同選手は先日、イングランドサッカー記者協会(FWA)年間最優秀選手賞に文句なしの選出。今季のプレミアリーグを見事に彩った。

ケビン・デ・ブルイネ
【写真:Getty Images】

ケビン・デ・ブルイネ(ベルギー代表/マンチェスター・シティ)
生年月日:1991年6月28日(29歳)
市場価格:1億2000万ユーロ(約144億円)
今季リーグ戦成績:35試合出場/13得点20アシスト

 昨季は怪我の影響でリーグ戦出場がわずか19試合に留まったケビン・デ・ブルイネだが、今季はその鬱憤を晴らすかのような見事なパフォーマンスを披露。卓越されたパススキルと視野の広さを活かして何度も決定機を生み出し、優勝を逃すなど何かとネガティブな話題の多かった今季のマンチェスター・シティに光を照らした。

 デ・ブルイネは今季、リーグ戦だけで20アシストをマーク。ティエリ・アンリ氏が2002/03シーズンに記録したプレミアリーグ最多記録に並んでいる。また、キーパスの数はなんと137本。2位のジャック・グリーリッシュが同91本となっている通り、その圧巻ぶりは一目瞭然だ。さらに、今季はシティ加入後初となる二桁得点も達成。「世界最高のMF」であることを、改めて世に証明した。

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