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19/20プレミアリーグベストイレブン。マネ落選…! 王者の主軸を蹴落としたのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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モハメド・サラー
【写真:Getty Images】

モハメド・サラー(エジプト代表/リバプール)
生年月日:1992年6月15日(28歳)
市場価格:1億2000万ユーロ(約144億円)
今季リーグ戦成績:34試合出場/19得点10アシスト


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 爆発的なスピードと確かな得点力を併せ持つ世界屈指のアタッカーは、今季もその怖さを存分に発揮。右サイドのファーストチョイスとして常に得点に絡み続け、34試合の出場で19得点10アシストと申し分ない成績を収めた。アラン・シアラー氏とティエリ・アンリ氏に並ぶ3年連続得点王という偉業達成はならなかったが、チームの優勝に欠かせないピースであったことは誰の目にも明らかだ。

 モハメド・サラーは今季の成績により、リバプール加入以降の全シーズンでプレミアリーグ二桁得点&二桁アシストを記録することになった。まさに異次元だ。また、サラーは第33節のアストン・ビラ戦でプレミアリーグでのゴール+アシスト数が「100」に到達したのだが、これは同リーグ史上2番目の早さ(116試合目)だったという。記憶にも記録にも残るシーズンになった。

ラヒーム・スターリング
【写真:Getty Images】

ラヒーム・スターリング(イングランド代表/マンチェスター・シティ)
生年月日:1994年12月8日(25歳)
市場価格:1億2800万ユーロ(約153億6000万円)
今季リーグ戦成績:33試合出場/20得点4アシスト

 マンチェスター・シティ加入後、飛ぶ鳥を落とす勢いで成長を果たしているイングランド代表アタッカーは今季、開幕戦からハットトリックを達成するなど、スタートダッシュに成功。その後も安定したペースで得点を重ね、チームに多くの勝ち点をもたらしてきた。もちろん、ドリブルやオフ・ザ・ボールの動きなど、得点以外にも目立つシーンは少なくなく、攻撃陣を大いに活性化させてきた。

 最終的にラヒーム・スターリングはリーグ戦33試合で20得点4アシストを記録。ゴール数に関してはシティ加入以降最多となっており、これで3シーズン連続で15得点以上を記録したことになった。ジョゼップ・グアルディオラ監督もシーズン途中に「スピードがあるし、守備面でも大いに助けられている。飛び抜けた選手だ」とスターリングを称賛。非常に印象的なパフォーマンスだった。

ジェイミー・ヴァーディー
【写真:Getty Images】

ジェイミー・ヴァーディー(元イングランド代表/レスター)
生年月日:1987年1月11日(33歳)
市場価格:1600万ユーロ(約19億2000万円)
今季リーグ戦成績:35試合出場/23得点5アシスト

 今年で33歳となったレスターのエースだが、そのプレーに衰えはまったく感じられなかった。相手守備陣を一気に崩壊へと導くスピード、研ぎ澄まされた決定力は今なお健在で、それらの武器を活かして最前線で申し分ない働きぶりを披露。今シーズン途中にはリーグ戦8試合連続得点も記録するなど、驚異的なペースでゴールネットを揺らし続けていた。

 怪我の影響もあって年明け以降はややペースが落ちたものの、終盤戦に3試合連続得点を挙げるなど、最終的には23ゴールをゲット。見事、自身初となるプレミアリーグ得点王に輝いた。チームとしては残念ながらチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得を逃してしまったものの、この男がいなければレスターが上位に食い込むことは不可能だったはずだ。

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