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久保建英、移籍の可能性をラ・リーガ全クラブで考察(2)。有力な2クラブの陣容、ノルウェーの至宝ウーデゴーとの共演は?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

エイバル

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【写真:Getty Images】

リーグ戦:14位(勝ち点42、11勝18敗9分)
スペイン国王杯:3回戦敗退
監督:ホセ・ルイス・メンディリバル(6年目)
同ポジションの選手:ファビアン・オレジャーナ


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 ホセ・ルイス・メンディリバル監督が長期政権を敷くエイバルは、14位で6季連続となる残留を決めた。毎年のように主力選手が抜けるスモールクラブとしては高く評価すべき結果と言えるだろう。

 4-4-2(もしくは4-2-3-1)の布陣で最終ラインを高く設定し、前線から激しくプレッシャーをかける。ボールを持てば手数をかけず、前線とサイドの選手で攻め切る。メンディリバルのぶれない戦い方は玉砕されることもあるが、今季もセビージャやアトレティコ・マドリードといった格上から白星を掴んでいる。

 サイドハーフは相手のサイドバックから自由を奪い、ボールを持てばドリブルで運んでクロスを上げる。逆サイドで攻撃が始まれば、フィニッシャーとしてゴール前に飛び込んでいく。求められるタスクは明確で、2シーズンぶりに復帰した乾貴士は左サイドでその役割を担っている。

 バスクらしい質実剛健なサッカーに、久保建英がフィットするだろうか。ドリブルは得意だが、エイバルに求められるのは手数をかけずに攻め切るためのドリブルで、久保の得意なものとは質が異なる。

 久保の獲得に興味を示しているクラブは、スペイン国内外で30もあると言われている。ラ・リーガのほとんどのクラブが欲しい存在と言われる中で、エイバルが関心を示しているとの情報はいまのところほぼない。エイバルで日本人選手が共闘する可能性は低いだろう。

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