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香川真司所属サラゴサ、プレーオフ未定に苛立ち。開催中止で自動昇格を要求か

text by 編集部 photo by Mutsu Kawamori

香川真司
【写真:ムツ・カワモリ】

 スペイン2部のレアル・サラゴサは、1部昇格に向けたプレーオフの開催が依然として未定となっている状況に怒りを募らせ、プレーオフを中止して自動昇格を認定するよう要求することも検討しているという。スペイン紙『アス』が3日に伝えた。

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 セグンダ・ディビシオンのレギュラーシーズン最終節は7月20日に開催されたが、フエンラブラダの選手・スタッフに多くの新型コロナウイルス感染者が確認された影響により、デポルティボ対フエンラブラダの1試合のみ延期。このことが大きな騒動を引き起こした。

 3部降格圏の順位が確定したデポルティボは、最終節の全試合が同時刻に行われなかったのは不公平であるとしてフエンラブラダとの試合開催に応じず。フエンラブラダは最終節の結果次第で昇格プレーオフ圏への浮上の可能性を残していたため、プレーオフも出場チームと日程が決まらない状況が長引いている。サラゴサに所属するMF香川真司も、SNSで「早く決めてくれ!」と開催日程の決定を訴えていた。

 今後プレーオフが開催されることになったとしても、サラゴサは本来よりも不利な戦いを強いられることになりそうだ。チーム得点王となるリーグ戦19得点を挙げたコロンビア人FWルイス・スアレスは、ワトフォードからのレンタルで在籍していたが、そのレンタル期間は満了。ワトフォードは期間延長の要請を拒否しているという。

『アス』によれば、サラゴサはこの状況に対して苛立っており、プレーオフ開催自体の中止を要求する可能性もあるとのこと。その上で、プレーオフ進出チームの中でレギュラーシーズン最高順位だったサラゴサの自動昇格を認定することが“フェア”な解決策だと考えているようだ。

【了】

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