マンU対LASKリンツ、予想スタメン&プレビュー。5点差で迎える2ndレグ、両者にとっての位置づけは…【ELラウンド16】

2020年08月05日(Wed)11時00分配信

シリーズ:編集部フォーカス
text by 編集部 photo Getty Images
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マッチプレビュー

リンガード ランフル
【写真:Getty Images】

 LASKにとっては、ユナイテッド戦をすでに新シーズンに向けた1試合と位置づけているかもしれない。現地5日に再開するELでの勝ち上がりは、あまりにも難しいミッションだ。

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 なぜなら新型コロナウイルス感染拡大にともなう中断の直前、3月12日に行われたELラウンド16の1stレグでユナイテッドにホームで0-5という大敗を喫しているからだ。主力のほとんどを遠征に帯同させなかった相手にあっさり希望を打ち砕かれた。

 あれから約5ヶ月経ってユナイテッドは完全な姿を取り戻し、LASKも監督交代があるなど、互いに当時とは全く姿の異なるチームになった。それでも大きな点差に変わりはなく、ほぼ逆転の芽はないと言っていい。

 LASKは1stレグ当時から大きく様変わりしている。3月の時点でオーストリア・ブンデスリーガの首位に立っていたにもかかわらず、リーグ戦が終わってみれば4位まで転落していた。

 中断期間中にオーストリアサッカー連盟が定めた感染症予防規約に違反し、解禁日前にグループトレーニングを実施したことが判明して勝ち点剥奪と罰金処分を受けた。さらに中断期間明けに始まった上位6クラブによるチャンピオンシップラウンドでは絶不調に陥り、最後は3連敗でレッドブル・ザルツブルクに優勝トロフィーを明け渡してしまった。

 その結果、国内リーグの2019/20シーズン終了をもってヴァレリアン・イスマエル監督は解任されている。つまりユナイテッドの本拠地オールド・トラフォードに乗り込んで5点差からの逆転を目指すELラウンド16の2ndレグは、タールハマー新監督にとっての初めての公式戦となる。

 ユナイテッドは充実一途だ。中断明けから怒涛の追い上げを見せて14試合負けなし、プレミアリーグでは3位まで上り詰め、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を確保した。ポール・ポグバやマーカス・ラッシュフォードら負傷者が中断期間中に復帰し、調子を上げてくるにつれてチームは盤石になっていった。

 基本的にはリーグ戦重視の姿勢を明確に打ち出し、ラウンド16までは若手中心のメンバー構成でELを戦っていたが、欧州カップ戦が変則的な集中開催になったことでプレミアリーグの上位争いを気にする必要がなくなった。これもユナイテッドにとっては朗報で、EL優勝に向けて本気のメンバーを惜しみなく送り出すことができる。

 スールシャール監督はプレミアリーグ最終節のレスター戦直前に行われた記者会見でELのLASK戦について言及し「すでに5-0とリードしているので、いつものように2点、3点と追いかけるようにして試合に入らなくてもいい」と楽観的な見方を示していた。

 あくまで見据えるのはドイツでの集中開催となる準々決勝以降ということだろう。組み合わせ発表後にユナイテッドを率いるノルウェー人指揮官は「ミニトーナメントのようなものになる。私自身、(ノルウェー代表として)EUROやワールドカップに出場した経験があるが、それらと同じように海外のクラブと共同生活のようになるはずだ。このチームにはそういった経験のあるスタッフも多いし、準備はしっかりできる。1試合とは言わず、もっと戦いたい」と、一発勝負を勝ち抜いてのタイトル獲得に意欲的だ。

 オールド・トラフォードでの今季最後の“調整試合”を無事に終えられれば、ユナイテッドは準々決勝でトルコのイスタンブール・バシャクシェヒルかデンマークのコペンハーゲンと刃を交えることになる。

 そこを抜ければ準決勝ではセビージャ、ローマ、オリンピアコス、ウォルバーハンプトンのどれかとの対戦に。どこも現状のユナイテッドの好調ぶりからすれば決して難しくない相手と言える。

 ユナイテッドにとってLASK戦はオフ明けの体を起こすウォーミングアップであり、新監督を迎えたLASKにとってのユナイテッド戦はプレシーズンマッチ的なテストの機会と捉えるべきか。5点差はあまりにも大きく、本来あるべき真剣勝負の意味合いすらも変えてしまった。


【組み合わせ・対戦表はこちら】

【了】

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