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バルセロナ対バイエルン、予想スタメン&プレビュー。主役はメッシか、それともレバンドフスキか【欧州CL準々決勝】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

マッチプレビュー

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【写真:Getty Images】

 バルセロナとバイエルン・ミュンヘンがチャンピオンズリーグ(CL)で激突するのは、2014/15シーズン以来のこと。この時はバルセロナが2戦合計スコア5-3で勝利。決勝へと駒を進め、最後はユベントスを下して見事にビッグイヤーを掲げている。

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 今季の両者は対照的なシーズンを送っていた。バルセロナはエルネスト・バルベルデ監督を解任し、セティエンを新監督に迎えたが、状況は好転せず。ライバルのレアル・マドリードにリーグ優勝を明け渡した。一方のバイエルンはニコ・コバチ監督を解任し、ハンジ・フリック新指揮官が誕生すると完全復活。圧倒的な強さで2位以下を突き放し、リーグ制覇を成し遂げている。

 このようなチーム状況もあるため、バイエルン勝利を予想する人が多いのは無理もない。しかし、今大会は一発勝負であり、何が起こってもおかしくはない。事実、CLではこれまでにも数々のドラマが生まれてきた。いずれにしても、見ごたえのある試合になることは確かだろう。

 バイエルンはスター選手揃いだが、ロベルト・レバンドフスキやトーマス・ミュラーといった前線の選手も含め全員で連動したプレスを行い、相手を襲うことができる。そこからボールを奪うとセルジュ・ニャブリやキングスレー・コマンといった選手のスピードが活きる縦に素早い攻撃を展開し、一気に崩し切る。

 バルセロナはボールポゼッションを基本とするが、バイエルンのこうしたスタイルには最大限の注意を払う必要がある。当然だが、高い位置で奪われスピーディーな攻めに持ち込まれると、ハイラインのバルセロナはかなり分が悪くなる。セルヒオ・ブスケッツやフレンキー・デ・ヨングらのボールの持ち方は重要となってくるだろう。

 エース対決にも注目だ。レバンドフスキはチェルシー戦で2ゴールを挙げたことで、今季CLでの得点数がクラブ記録となる「13」に伸びた。ゴール前での強さ、嗅覚、決定力はバルセロナにとっても大きな脅威となること間違いなし。決定的な仕事を果たしたい。

 そしてリオネル・メッシも好調で、ナポリ戦では圧巻のゴールも決めた。今大会は「一発勝負」となるが、この男はまさに「一発」を持っている。背番号10のパフォーマンスが結果に直結すると言ってもいいだろう。

 また、マヌエル・ノイアーとマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンのドイツ代表守護神対決も注目。チームを救い出すのはどちらになるだろうか。

【了】

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