フットボールチャンネル

欧州各国クラブ、主要移籍まとめ(3)。久保建英を新たに支える中盤とは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

アルゼンチンの万能プレーヤー

ジオバニ・ロ・チェルソ
ジオバニ・ロ・チェルソの能力値や今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

MF:ジオバニ・ロ・チェルソ(アルゼンチン代表)
生年月日:1996年4月9日(24歳)
市場価格:4000万ユーロ(約48億円)
今季リーグ戦成績:28試合出場/0得点2アシスト(トッテナム)
移籍先:ベティス→トッテナム ※レンタルから完全移籍へ移行
移籍金:3200万ユーロ(約38.4億円)


【今シーズンの欧州サッカーはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】


 ロサリオ・セントラル、パリ・サンジェルマン(PSG)、ベティスを渡り歩き、昨夏にトッテナムへ買い取りオプション付きの期限付き移籍で加入した。そして今年1月、同クラブが買い取りオプションを行使したことにより完全移籍へ移行。移籍金は3200万ユーロ(約38.4億円)となっており、アルゼンチン代表MFはクラブと2025年までの5年半契約を結んでいる。

 アルゼンチン人らしい足元の「テクニック」に長けた選手で、中盤であればどこでも対応可能という万能性も兼ね備えている。とくに優れているのがゲームメイク能力だろうか。ベテランのような落ち着きぶりで「パス」をテンポよく捌き、味方選手の動きを無駄にしない高精度のスルーパスやロングフィードなどで違いを作り出せる。

 隙があれば「ドリブル」でエリアを破壊してしまうのもレフティーの強み。状況に応じて柔軟にプレーできるあたりに「IQ」の高さを感じることができる。また、狙ったコースを確実に射抜くシュート技術も申し分ない。組み立て、崩し、フィニッシュのすべてがハイレベルな選手と言えるだろう。

 プレミアリーグで戦う上で「フィジカル」の強度はもう少し高めたいところだが、アルゼンチン代表MFはまだ24歳。今後のさらなる成長には大いに期待できる。

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top