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欧州各国クラブ、主要移籍まとめ。新天地を求めた選手の能力値を紹介、今回はこの5人(12)

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

恩師アンチェロッティに再会

アラン
アランの能力値や19/20リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

MF:アラン(ブラジル代表)
生年月日:1991年1月8日(29歳)
市場価格:2800万ユーロ(約33.6億円)
19/20リーグ戦成績:23試合出場/2得点1アシスト(ナポリ)
移籍先:ナポリ→エバートン
移籍金:2500万ユーロ(約30億円)


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 2015年にナポリに加入して以降、アランは中盤の要として活躍していた。しかし、昨季は厳しかった。細かな負傷を繰り返すなど継続的に出番を掴めず、ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督就任後はさらに出場時間が減少。最終的にリーグ戦出場は、ナポリ加入以降最少となる23試合に留まっていた。

 そんなアランは今夏、5年を過ごしたナポリを離れることを決断。新天地はイタリアの地でも指導を受けたカルロ・アンチェロッティ監督率いるエバートンに決まった。契約期間は2023年6月30日までで、移籍金は2500万ユーロ(約30億円)。背番号はウディネーゼ在籍時以来となる「6番」に決まった。

 中盤底をメインポジションとするアランは、ハードな守備を持ち味としている。猛獣が獲物に飛び掛かるようなボール奪取のその迫力は折り紙付きで、フィジカルコンタクトでも簡単に負けない。それに加え運動量も抜群に豊富で、幅広いエリアをパトロールできるのも、ブラジル人MFの大きな武器だ。

 やや危険な持ち方をしてしまうこともあるのは事実だが、ボール奪取後の縦への推進力はピカイチ。攻守の切り替えのスイッチを一人で入れてしまうアランのような選手は、とても貴重と言える。すでにエバートンでは即戦力として好パフォーマンスを披露しているが、引き続き注目していきたい。

【了】

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