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フランス代表メンバーって誰がいるの? 現在のスタメン、フォーメーションは? 世界の頂点に君臨して2年、レ・ブルーはどう変わったのか

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF

バンジャマン・パバール
【写真:Getty Images】

バンジャマン・パバール(バイエルン・ミュンヘン/ドイツ)
生年月日:1996年3月28日(24歳)
フランス代表成績:27試合出場/1得点2アシスト


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 フランス代表デビューを果たした2017年当時はあまり目立つ存在ではなかった。しかし、22歳で挑んだロシアワールドカップでは6試合でフル出場を果たすなど大活躍。母国の優勝に貢献し、同大会終了後にバイエルン・ミュンヘン移籍を勝ち取るなど、世界にその名を大きく轟かせた。

 センターバックとサイドバックを高レベルでこなす柔軟性があり、読みの鋭さを利かせたクレバーな守備も身体を張った泥臭い守備もお手の物。足元のスキルも非凡で、正確なフィードから攻撃をオーガナイズすることも少なくない。今後しばらく、レ・ブルーの右サイドを担っていくはずだ。

ポール・ポグバ
【写真:Getty Images】

ポール・ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)
生年月日:1993年3月15日(27歳)
フランス代表成績:69試合出場/10得点7アシスト

 フランスが世界に誇るMFだ。身長191cm・体重86kgという魅力的な体躯を活かしたフィジカルの強さに加え、足元のスキルもワールドクラス。まさに「剛」と「柔」が兼ね備わっており、組み立てから崩し、そしてフィニッシュまでを一人で完遂できてしまう、正真正銘のモンスターである。

 怪我が決して少なくなく、メンタルも強靭とは言えないため、好不調の波が激しいというウィークポイントがある点は否めない。しかし、ディディエ・デシャン監督率いるチームのカギを握っている選手の一人であることもまた事実。今もこれからも、この大型MFの存在を欠かすことはできないだろう。

エンゴロ・カンテ
【写真:Getty Images】

エンゴロ・カンテ(チェルシー/イングランド)
生年月日:1991年3月29日(29歳)
フランス代表成績:41試合出場/1得点1アシスト

 2015/16シーズン、レスターのプレミアリーグ初制覇に大きく貢献し、その名を世界に広めた。フランス代表ではデビュー戦以降ポジションを確固たるものとしており、ロシアワールドカップでは全試合出場を果たすなど、大会MVP級の活躍。今や誰もが認める、世界最高峰の守備的MFとなっている。

「神出鬼没」というワードがよく似合う選手だ。とにかくどこまでも走り続けられるのではないかと思うほどスタミナが豊富で、尋常ではないエリアをカバーする。ボール奪取の上手さも天下一品で、身長168cmと小柄ながら実にパワフルだ。これからも、母国フランスのために働き続ける。

リュカ・ディーニュ
【写真:Getty Images】

リュカ・ディーニュ(エバートン/イングランド)
生年月日:1993年7月20日(27歳)
フランス代表成績:31試合出場/0得点2アシスト

 ロシアワールドカップメンバーからは外れたが、この男も実力は十分だ。左足のキック精度はプレミアリーグ屈指と謳われるほど高く、水準以上のスピードと豊富な運動量を駆使したサイドでの上下動も迫力満点。攻守両面においてそのクオリティーを発揮できる、万能なレフティーである。

 バンジャマン・メンディ、フェルラン・メンディ、リュカ・エルナンデスらがいるフランス代表の左サイドは激戦区とも言われるが、その中でもここ最近はエバートン所属DFがポジション争いを一歩リードしているとみていいだろう。3バックシステムの採用頻度増加で代表初ゴールにも期待が。

アントワーヌ・グリーズマン
【写真:Getty Images】

アントワーヌ・グリーズマン(バルセロナ/スペイン)
生年月日:1991年3月21日(29歳)
フランス代表成績:80試合出場/31得点24アシスト

 所属するバルセロナでは難しい時期を過ごしているが、フランス代表での存在感はやはり大きい。ロシアワールドカップでの大活躍はもちろん、昨年行われたEURO予選では10試合で9アシストをマークするなど、爆発。レ・ブルーのエースとしての仕事を見事に全うしていた。

 多彩なフィニッシュワークから冷静にゴールネットを揺らし、高質なキックと秀逸なテクニックを武器に味方を活かす能力も抜群に高い。アトレティコ・マドリードで培ったハードワークもお手の物だ。フランス代表ではトップ下が主戦場だが、この男のスタイルにはマッチしたポジションと言えるだろう。

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