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チェルシー最新スタメン全選手紹介&フォーメーション。ランパード監督が導き出した、スター軍団の序列とは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF

リース・ジェームズ
【写真:Getty Images】

リース・ジェームズ(イングランド代表/背番号24)
生年月日:1999年12月8日(20歳)
20/21リーグ戦成績:6試合出場/1得点1アシスト

 6歳でチェルシー下部組織に入団したサイドバックは、昨季フランク・ランパード監督の下で本格ブレイク。特徴的なドレッドヘアーを靡かせながらサイドを疾走する姿は20歳とは思えぬほどダイナミックで、ドリブルでの推進力やクロス精度、フィジカルといったスキルもすでに高いレベルで兼ね備えている。

 20歳の若きDFは今季リーグ開幕節のブライトン戦でいきなり1得点1アシストを記録。以降もコンスタントに出場機会を得て、サイドを活性化させている。しかし、チェルシーの右SBにはセサル・アスピリクエタという鉄人もいる。彼との競争に勝つためにも、背番号24はまだまだアピールを続ける必要がある。

クルト・ズマ
【写真:Getty Images】

クルト・ズマ(フランス代表/背番号15)
生年月日:1994年10月27日(26歳)
20/21リーグ戦成績:6試合出場/3得点0アシスト

 昨季レンタル先のエバートンより復帰すると、アントニオ・リュディガーの負傷、クラブが補強禁止処分を受けていたことなどが重なり最終ラインのファーストチョイスに。今季はチアゴ・シウバ加入などもあってベンチ扱いかと思われたが、蓋を開けてみればここまでリーグ戦6試合に出場し、DFながら3得点を奪うなど、主力として奮闘している。

 身長190cm・体重95kgという恵まれた体躯を生かしたフィジカルの強さが売りで、地上戦、空中戦問わず対人では抜群の破壊力を示す。巨体ながらスピードがあるのも特徴的だ。一方でビルドアップの質には改善の余地がある。とくに利き足ではない左足でのパスは不安定で、決定的な“事故”を起こしてしまうこともしばしば。

チアゴ・シウバ
【写真:Getty Images】

チアゴ・シウバ(ブラジル代表/背番号6)
生年月日:1984年9月22日(36歳)
20/21リーグ戦成績:4試合出場/0得点0アシスト

 パリ・サンジェルマンを退団した百戦錬磨の守備職人がフリーでチームの一員に。怪我の影響で開幕2試合を欠場、デビュー戦となった第3節ウェスト・ブロムウィッチ戦ではミスを犯すなどスタートは順調ではなかったが、その後はさすがの安定感を発揮。軟弱だったチェルシーの最終ラインを見事に引き締めている。

 今年で36歳となり、さすがに細かな怪我が増えてきたが、ピッチに立った際の存在感はやはりピカイチ。身体能力の高さと賢さが融合したディフェンススキルは健在で、強度の高いプレミアリーグの中でも見事に壁となっている。それに加えリーダーシップもあり、経験値も豊富。チェルシーにとって満足いく補強となったのではないか。

ベン・チルウェル
【写真:Getty Images】

ベン・チルウェル(イングランド代表/背番号21)
生年月日:1996年12月21日(23歳)
20/21リーグ戦成績:4試合出場/1得点2アシスト

 マルコス・アロンソやエメルソン・パルミエリが精彩を欠き不安となっていた左サイドバックの新たなファーストチョイスだ。レスターでメキメキと成長し、今やイングランド代表の常連にもなったレフティーは、ここまでリーグ戦4試合に出場。1得点2アシストの結果も残すなど、攻守両面でチームにとってプラスとなっている。

 豊富なスタミナを駆使したサイドでの上下動を怠らず、ビルドアップの質も極めて高い。ここ最近はプレミアリーグという舞台に揉まれ、フィジカル面も着実に向上している。レスターが優勝した2015/16シーズンは1試合もピッチに立てなかったが、今度は主力としてプレミアリーグのタイトルを手にすることができるか注目だ。

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