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チェルシー最新スタメン全選手紹介&フォーメーション。ランパード監督が導き出した、スター軍団の序列とは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW

ハキム・ツィエク
【写真:Getty Images】

ハキム・ツィエク(モロッコ代表/背番号22)
生年月日:1993年3月19日(27歳)
20/21リーグ戦戦成績:3試合出場/1得点1アシスト

 オランダの名門であるアヤックス躍進の原動力となっていたレフティー。右サイドから切り返して放り込むクロスはまさに絶品で、視野の広さを生かしたサイドチェンジの質も世界トップレベルだ。また、複数人に囲まれてもボールを失わない足元の柔らかさも特筆に値。ボールを受ければあらゆるプレーで攻撃のグレードを引き上げる、そんな選手と言えるだろう。

 膝の怪我による影響でシーズンのスタートに出遅れたが、復帰後はハイパフォーマンスを継続。チャンピオンズリーグのクラスノダール戦で1得点をマーク、リーグ第7節バーンリー戦では1得点1アシストと、フランク・ランパード監督の前で堂々たるプレーを披露している。今後もチェルシーに勝ち点をもたらし続けるだろう。

ティモ・ヴェルナー
【写真:Getty Images】

ティモ・ヴェルナー(ドイツ代表/背番号11)
生年月日:1996年3月6日(24歳)
20/21リーグ戦成績:7試合出場/3得点2アシスト

 ブンデスリーガ4年連続二桁得点を記録するなど、RBライプツィヒで評価を爆上げさせチェルシーへやって来たストライカーだ。厳しいマークを一瞬で無効化する類稀なスピードとオフ・ザ・ボール時の巧みな動きが武器で、単独での仕掛けもお手の物。様々なパターンからゴールを脅かすことができる恐ろしいFWである。

 新エースとして期待されたドイツ人FWは開幕4試合でノーゴールと苦戦したが、第5節サウサンプトン戦で2得点を叩き出すと、第7節バーンリー戦でもゴールゲット。着々と調子を上げてきている。引き続き、CFや左ウイングとして高質なプレーを発揮しながら、よりゴールを大量生産してほしいところだ。

メイソン・マウント
【写真:Getty Images】

メイソン・マウント(イングランド代表/背番号19)
生年月日:1999年1月10日(21歳)
20/21リーグ戦成績:6試合出場/1得点2アシスト

 フランク・ランパード監督率いたダービー・カウンティで経験を積み、その恩師とともに昨季チェルシーへ復帰。トップチーム1年目ながらチーム内最多のリーグ戦37試合に出場し、7得点5アシストを記録と見事にブレイクを果たした。そして今季もランパード監督からの信頼は失われず、ここまでリーグ戦6試合に出場。強力なライバルが多く揃う中、21歳の若者は存在感を示している。

 ファイナルサードで決定的な違いを作り出すテクニックとアイデアに長け、パスやシュート、ドリブルの技術も高水準。守備面では身体を張るタイトな対応をみせるなど、フィジカルもプレミアリーグで十分通用するレベルにある。昨季ブレイクしたことで求められるものはより大きくなったが、果たしてどこまで結果を残せるだろうか。

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