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バルセロナ最新スタメン全選手紹介&フォーメーション。クーマン体制下のキーマンは…“未完の大器”は爆発なるか

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF

セルヒオ・ブスケッツ
【写真:Getty Images】

セルヒオ・ブスケッツ(スペイン代表/背番号5)
生年月日:1988年7月16日(32歳)
20/21リーグ戦成績:7試合出場/0得点0アシスト

 ジェラール・ピケやリオネル・メッシらと共にバルセロナの黄金期を支えた男は現在、第2キャプテンとしてクラブをサポートしている。ピッチ内ではこれまでアンカーとしてプレーしてきたが、ロナルド・クーマン体制下ではフレンキー・デ・ヨングと並ぶダブルボランチの一角を務めている。

 ただ、ここまで出場機会は多いがパフォーマンスレベルは明らかに低下している。単純なパスミスが少なくなく、守備面では簡単に剥がされてしまう場面も目立っている。かつては世界最高の守備的MFとも称されていたが、背番号5のバルセロナにおける立場は決して安泰ではないのが現状だ。

フレンキー・デ・ヨング
【写真:Getty Images】

フレンキー・デ・ヨング(オランダ代表/背番号21)
生年月日:1997年5月12日(23歳)
20/21リーグ戦成績:7試合出場/0得点0アシスト

 アヤックスから加入した昨季はいきなりレギュラーに定着。サポーターのハートを瞬く間に射抜いた。安定したボール扱いとパス捌きに優れていることはもちろん、隙を見たドリブルもかなり効果的で、守備での貢献度も抜群と、22歳ながら一人で幅広いタスクを担うことができる。稀有な存在だ。

 今季はここまでリーグ戦、チャンピオンズリーグともに全試合に出場。オランダ代表でも共闘したロナルド・クーマン監督の下で戦術上のキーマンとなっていることは明らかだ。バルサイズムの後継者として、そしてチームの主軸として、今後もハイパフォーマンスを継続することは必須である。

リオネル・メッシ
【写真:Getty Images】

リオネル・メッシ(アルゼンチン代表/背番号10)
生年月日:1987年6月24日(33歳)
20/21リーグ戦成績:7試合出場/3得点2アシスト

 バイエルン・ミュンヘンに2-8で敗れた後、他クラブへの移籍の噂が絶えなかったが、結局はバルセロナに留まった。しかし、そうしたピッチ外での騒動がピッチ内に影響を及ぼしていないとは言い難いのが現状。クラブ、そしてエースからしても、非常に難しい時期を過ごしている。

 チームとしての戦い方が変わった中で得点数が減少。守備時の対応についてであったり、キャプテンとしての役割も果たせていないということで批判の声が多く挙がっている。ただ、ベティス戦では途中出場から2得点。周囲の雑音をかき消す見事なパフォーマンスをみせた。これを機に調子を上げていくことができるか。

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