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バルセロナ最新スタメン全選手紹介&フォーメーション。クーマン体制下のキーマンは…“未完の大器”は爆発なるか

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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ウスマンヌ・デンベレ
【写真:Getty Images】

ウスマンヌ・デンベレ(フランス代表/背番号11)
生年月日:1997年5月15日(23歳)
20/21リーグ戦成績:5試合出場/1得点0アシスト

 度重なる怪我に苦しんでいた“未完の大器”だが、今季は開幕からコンスタントに出場機会を確保。フィリッペ・コウチーニョ不在でリオネル・メッシがトップ下のため、右ウイングでの起用が大半となっている。チャンピオンズリーグのユベントス戦では1得点1アシストを記録と、勝利の原動力となった。

 左右両足を器用に使い多彩な仕掛けで相手DFを翻弄できるのが最大の強み。マーカーを一瞬で剥がす加速力もピカイチと、やはりアタッカーとして特大の可能性を持っている選手である。ただ、どうしても怖いのは怪我。結果よりもまず、どれだけコンディションを保てるかが重要となるはずだ。

アントワーヌ・グリーズマン
【写真:Getty Images】

アントワーヌ・グリーズマン(フランス代表/背番号7)
生年月日:1991年3月21日(29歳)
20/21リーグ戦成績:7試合出場/2得点1アシスト

 アトレティコ・マドリードから大きな期待を背負って加入した昨季は、高額な移籍金に見合うだけの活躍ができず批判の的に。本職ではない左サイドで守備に追われ、孤立してしまうことが多かった。勝負の2020/21シーズンは背番号を慣れ親しんだ「7番」へと変更し、挑んでいる。

 ルイス・スアレスの退団、そしてフィリッペ・コウチーニョ不在中でここ最近はCF起用が増えている。しかし、ここまで公式戦2得点と寂しい数字。リオネル・メッシとの共存に、やはり苦労している印象だ。このままの状態がズルズルと続いてしまうと、バルセロナでの冒険も終わりを迎えてしまうだろう。

アンス・ファティ
【写真:Getty Images】

アンス・ファティ(スペイン代表/背番号22)
生年月日:2002年10月31日(18歳)
20/21リーグ戦成績:7試合出場/4得点アシスト

 何かとネガティブな話題が続くバルセロナにとって希望の光となっている18歳だ。リーグ戦ではここまで7試合で4得点1アシスト、チャンピオンズリーグでは3試合で1得点3アシストと結果を残し続けており、世界中に衝撃を与えている。すでに「リオネル・メッシの後継者」という呼び声も高い。

 とにかく18歳とは思えぬほど落ち着いており、スピードと技術が融合したドリブルは止めるのが非常に困難。ワンチャンスを確実に生かしてしまう決定力の高さは、すでにワールドクラスと言ってもいいだろう。しかし、ベティス戦で負傷し長期離脱することが濃厚。チームとっても本人にとっても痛すぎる。

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