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バルセロナ最新スタメン全選手紹介&フォーメーション。クーマン体制下のキーマンは…“未完の大器”は爆発なるか

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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セルジ・ロベルト
【写真:Getty Images】

セルジ・ロベルト(スペイン代表/背番号20)
生年月日:1992年2月7日(28歳)
20/21リーグ戦成績:6試合出場/1得点2アシスト

 14歳からバルセロナの下部組織に在籍し、2010年にトップチームデビューを果たした男も今年で28歳。もともとは中盤の選手だったが、今ではすっかりサイドバックとしての姿が定着した。今季は期待の新星SBセルジーニョ・デストが加入したが、それでも右サイドのファーストチョイスの座は変わっていない。

 守備対応にはまだ改善の余地があるとはいえ、ビルドアップで大きく貢献できるなどインテリジェンス溢れるプレーぶりは相変わらず。SBやインサイドハーフに留まらず、3バックの一角をも担う万能さも魅力的だ。それらの武器を生かし、デストに負けない勢いでシーズンを駆け抜けてもらいたい。

ジェラール・ピケ
【写真:Getty Images】

ジェラール・ピケ(元スペイン代表/背番号3)
生年月日:1987年2月2日(33歳)
20/21リーグ戦成績:7試合出場/0得点0アシスト

 バイエルン・ミュンヘンに2-8と敗戦した試合後に「バルサには変化が必要。血を入れ替えるなら僕が最初に出ていく」コメントしたが、残留。バルセロナで13シーズン目を迎えることになった。ここまでリーグ戦全試合、チャンピオンズリーグ2試合に出場するなど、DF陣における地位は変わらず絶対的だ。

 身長194cm・体重85の巨躯を生かした対人戦の強さはさすがで、バルセロナには不可欠なビルドアップ能力もハイレベル。チームの精神的な柱という意味での存在感も大きい。しかし、今年で33歳。やはりスピード不足はカバーできなくなってきている。そろそろ若手の台頭がほしいところだが…。

クレマン・ラングレ
【写真:Getty Images】

クレマン・ラングレ(フランス代表/背番号15)
生年月日:1995年6月17日(25歳)
20/21リーグ戦成績:6試合出場/0得点0アシスト

 バルセロナ加入1年目からフィットした左利きのセンターバック。圧倒的なスピードやフィジカルといった能力は持っていないものの、正確なポジショニングや鋭い判断で相手を封じ込めることができる、非常にクレバーな選手だ。足下の技術も非凡と、今や戦術面においても欠かせぬ存在となっている。

 ジェラール・ピケが今年で33歳と大きな負担はかけられず、サミュエル・ウンティティは放出候補、21歳のロナルド・アラウホは発展途上中という状況で、このフランス人レフティーに懸かる期待や責任は決して小さくない。バルセロナ在籍3年目は真価が問われることになりそうだ。

ジョルディ・アルバ
【写真:Getty Images】

ジョルディ・アルバ(スペイン代表/背番号18)
生年月日:1989年3月21日(31歳)
20/21リーグ戦成績:6試合出場/0得点3アシスト

 長年バルセロナの左サイドバックを担う小柄なレフティーだ。今年で31歳となったものの、サイドを風のように走り抜けるスプリント力と高質なオフ・ザ・ボールの動きはまったく錆びついていない。今季もここまでリーグ戦6試合で3アシストを記録中と、相変わらずチャンスに絡み続けている。

 バルセロナの左サイドはバックアッパーが心許ない。ジュニオール・フィルポは戦力に数えられないため、新加入セルジーニョ・デストが本職ではない左サイドに回されている。そのため、背番号18には今季も変わらず稼働し続けることが求められる。身体への負担は相当大きくなるだろう。

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