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ウェストハムって誰がいるの? 現在のスタメン、フォーメーションは? マンUを崩壊させたモイーズの新たな教え子たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF

デクラン・ライス
【写真:Getty Images】

デクラン・ライス(イングランド代表/背番号41)
生年月日:1999年1月14日(21歳)
20/21リーグ戦成績:9試合出場/0得点0アシスト

 ウェストハムで今最もビッグクラブからの視線が熱い長身MFだ。主将マーク・ノーブル不在時には21歳にしてゲームキャプテンを担っているなど、攻守において欠かせぬ存在に。昨年デビューを果たしたイングランド代表での地位も着実に高まっているなど、素晴らしい成長ぶりを発揮している。

 複数人に囲まれても簡単にボールを失うことがないほど足下のテクニックに長けており、高精度のミドル&ロングパスでリズムを生み出すこともお手の物。それに加えフィジカルを存分に駆使した対人守備でも強さを誇示と、攻守において非常にハイレベルだ。ただ、スピード不足が玉に瑕。

トマシュ・ソーチェク
【写真:Getty Images】

トマシュ・ソーチェク(チェコ代表/背番号28)
生年月日:1995年2月27日(25歳)
20/21リーグ戦成績:9試合出場/1得点0アシスト

 チェコが生んだ大型MFである。昨季途中よりウェストハムの一員となると、瞬く間にデイビッド・モイーズ監督の信頼を掴んで主力として活躍。最終的には残留の立役者となり、一気に評価を高めた。なお、同僚ウラジミール・ツォウファル加入はこの背番号28の存在が大きく影響していると言える。

 身長192cmという体躯の持ち主で、長い足とパワーを生かしたボール奪取で中盤に蓋をできる。一方攻撃面では足下の高度な技術を武器に様々な面で貢献している。また運動量が豊富で、その体躯には似合わぬほどよく動く。とくに、ボックス内へ侵入しフィニッシュに絡む姿は迫力満点だ。

ジャロッド・ボーウェン
【写真:Getty Images】

ジャロッド・ボーウェン(イングランド/背番号20)
生年月日:1996年12月20日(23歳)
20/21リーグ戦成績:9試合出場/3得点0アシスト

 ハル・シティで得点とアシストを量産した後、今年1月にウェストハムに引き抜かれた。同じく途中加入のトマシュ・ソーチェクと共に一瞬で主力に躍り出ては結果を残し、短い期間ながら残留の立役者となっている。そして迎えた2020/21シーズンも崩しの核として起用されている。

 鋭いドリブルを繰り出しては敵陣を切り裂きゴールを強襲することが可能。とくにカットインの威力は凄まじく、元オランダ代表のアリエン・ロッベンを想起させるとの声も決して少なくない。このままのパフォーマンスが続けば、イングランド代表入りも視野に入って来るか。

パブロ・フォルナルス
【写真:Getty Images】

パブロ・フォルナルス(スペイン代表/背番号18)
生年月日:1996年2月22日(24歳)
20/21リーグ戦成績:9試合出場/2得点2アシスト

 これまでにも多くの名手が在籍してきた『アンダルシアの古豪』マラガの“最新作”として注目を集めていたMFだ。スペイン人らしい高度な足下の技術を持っている選手であり、味方へ届けるパスの質もまさに一級品。フィジカルに優れる人材が揃うハマーズの中盤に、柔らかさをもたらしている。

 2400万ポンド(約33億円)という移籍金で加入した昨季はリーグ戦36試合に出場して2得点5アシストに終わったが、今季はすでにその成績を上回る勢いで結果を残している。「彼は私たちにとって本当に価値のある存在になっている」とデイビッド・モイーズ監督も賞賛を惜しまない。

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