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グリーズマンがファーウェイとのスポンサー契約打ち切り。ウイグル族顔認識問題理由に

text by 編集部 photo by Getty Images

アントワーヌ・グリーズマン
【写真:Getty Images】

 バルセロナに所属するフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンは10日、中国のハイテク大手ファーウェイ社との個人スポンサー契約を打ち切ることを自身の公式インスタグラムアカウントで発表した。

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 グリーズマンがスポンサー契約打ち切りを決めたのは、ファーウェイが少数民族であるウイグル族を顔認識システムで特定して中国当局による監視に協力するソフトウェアの開発に関与したという報道を受けてのこと。システムの試験運用が社内文書を通して明らかになったと報じられている。

「ファーウェイ社が顔認識ソフトウェアを利用した『ウイグル・アラート』の開発に関与していたと強く疑われていることを受け、同社とのパートナーシップの即時解除を発表する」とグリーズマンは述べている。

「この場を借りてファーウェイには、非難に対して否定を行うだけでなく、この大規模抑圧を糾弾するため可能な限り速やかな行動を取り、社会における男女の権利尊重に貢献するためにその影響力を活かすことを求めたい」とグリーズマンは続けた。

 グリーズマンの発表に対し、ファーウェイ側からの返答の声明を英『BBC』など複数メディアが伝えた。「関係を終えるというグリーズマン選手の決断をもちろん悲しく思っている。彼と直接話をして、人権や平等や差別の問題について社内で現在行われている活動について説明したい」と同社はグリーズマンとの対話を望む姿勢を示している。

【了】

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