フットボールチャンネル

世界最大の暴落は誰? サッカー選手市場価値下落ランキング16~20位。「哀れなやつ」SNSで注目を集めるのは…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

16位:イングランドの絶対的エース

ハリー・ケイン
【写真:Getty Images】

FW:ハリー・ケイン(イングランド代表/トッテナム)
生年月日:1993年7月28日(27歳)
市場価値の下落額:3000万ユーロ(約36億円/20%DOWN)
市場価値の変動:1億5000万ユーロ(約180億円)→1億2000万ユーロ(約144億円)
今季リーグ戦成績:14試合出場/9得点10アシスト

 7歳で入団したアーセナル下部組織では失格の烙印を押されてしまった。しかし、11歳で加入したトッテナム下部組織で経験を積み、多くのクラブへ武者修行もしたことでワールドクラスのストライカーへと進化。2018年にはアラン・シアラーに次ぐ史上2番目の速さでプレミアリーグ100得点到達を果たすなど、歴史に「ハリー・ケイン」の名を刻んでいる。

 イングランド代表でも絶対的エースとして活躍しており、2018年のロシアワールドカップでは大会得点王に輝くなど母国をベスト4へと導いていた。チームを率いるガレス・サウスゲート監督もこの男に期待を寄せており、今年11月には「出場数に対する得点数が驚異的だ。彼には十分、ウェイン・ルーニーの記録(イングランド代表歴代最多得点)を抜く時間がある」と話している。

 ここ数年は故障離脱が続いており得点数も大きくは伸びていなかったが、今季はその鬱憤を晴らすかの如く躍動。とくにソン・フンミンとの相性は抜群で、彼らのコンビネーションはどのクラブにとっても大きな脅威となっている。市場価値が下落したのは17位のサディオ・マネと同じく、新型コロナウイルスによる影響が大きいとみていいだろう。

【了】

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top