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試合直前に中止の知らせ…モウリーニョ監督がリーグ側の対応を非難「プロではない」

text by 編集部 photo by Getty Images

ジョゼ・モウリーニョ
【写真:Getty Images】

 現地時間12月30日に行われる予定だったプレミアリーグ第16節のトッテナム対フラムの試合が急遽中止になった件について、トッテナムを率いるジョゼ・モウリーニョ監督がリーグ側の対応を非難した。1日に英メディア『BBC』が報じている。

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 事の発端は、フラムで複数の新型コロナウイルス陽性者が発生したことにある。ただ、試合前日の時点でそれが明らかになったため、試合開催の可否を決めるには十分な時間があった。しかし、同メディアによると、リーグ側が中止を決定したのは試合開始3時間前だったという。その間、複数の海外メディアが延期の可能性を報じており、中止になるとの見方が強かった。

 モウリーニョ監督は「30年前にポルトガルで13歳未満と15歳未満のチームのコーチをしていた時、午前9時30分に試合会場に到着したが、対戦相手も審判もいなかった。サッカーをしたいと思っていた子供たちにとっては非常に苛立たしいことで、最後の数分になるまで、どうなるかわからなかった。それは今回、私たちの身に起きたことにも似ている」とし、「プロではない」と語って、過去の自身の経験をもとにリーグ側の対応を非難した。

 続けて「試合が延期されるとの報道でいっぱいだったし、選手は自国の報道を聞いたと私に言ってきた。それでも私は何も伝えることが出来ず、会長のダニエル・レヴィも同様に動けなかった。私はフラムについて言及しているのではなく、リーグの組織について話している。そのような状況になるのは、普通ありえないだろう」と、不満を漏らしている。なお、現時点で延期後の日程も未定だ。

【了】

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