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バルセロナ対PSG、予想スタメン&プレビュー。ペドリとムバッペ、主役に躍り出る若手はどっちだ【欧州CLラウンド16】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

マッチプレビュー

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【写真:Getty Images】

 パリ・サンジェルマン(PSG)がチャンピオンズリーグ(CL)の常連となった2012/13シーズン以降、バルセロナとフランス王者が激突するのは今回でなんと4回目。最も記憶に残るのは2016/17シーズンのラウンド16(2戦合計6-5でバルセロナ勝利)だろうが、その試合含め、両者は非常に激しい戦いを繰り広げてきた。今回も、熱いバトルが期待される。

 バルセロナはホームということもあり、ポゼッション率を高めできるだけPSGにペースを渡さないようにしたいところ。アウェイチームにはカウンターという大きな武器もあるので、ボールの「失い方」も非常に重要となってくるはずだ。

 PSGは直近のリーグ戦でビルドアップ時のミスからピンチを招くシーンが目立っている。とくに、中盤のレアンドロ・パレデスは少しプレッシャーを与えられるとキックが雑になる傾向にある。バルセロナとしては、そこが一つのねらい目になるかもしれない。

 注目選手にはペドリを挙げたい。エースであるリオネル・メッシへのマークが厳しくなると見られる中、受けや散らし、そしてキープと全てを高レベルでやってのける若きMFの働きが攻撃陣を活性化させる上で非常に重要となるはず。すでに国内では非凡な能力を証明しているが、CLという舞台で、それもPSG相手にも力を示すことができれば、選手本人としても大きな自信がつくことだろう。

 一方、アウェイのPSGはある程度バルセロナにボールを持たれたとしても、我慢強く戦う必要がある。守備陣が大きく揺さぶられるようでは、カンプ・ノウの悲劇と同じく点を多く奪われてしまう可能性が高い。また、上記した通りビルドアップ時のミスもここ最近目立っているので、そこにも細心の注意を払う必要がある。

 敵ゴールへ近づくにはカウンターが効果的だろう。とくに、左サイドに入ると見られるキリアン・ムバッペに注目だ。今季の第21節モンペリエ戦、そして第24節マルセイユ戦でカウンターからゴールを奪っている通り、この男のスピードはやはり大きな武器となる。マッチアップが予想されるセルジーニョ・デストやオスカル・ミンゲサらを背番号7の力で無力化できれば、PSGが敵地で白星を奪う確率もグッと高まるはずだ。

【了】

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