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ソシエダ対マンU、予想スタメン&プレビュー。OBスコールズも警戒する古巣対戦の元神童とは?【ELラウンド32】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

マッチプレビュー

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【写真:Getty Images】

 レアル・ソシエダ対マンチェスター・ユナイテッドはラウンド32屈指のビッグマッチになるだろう。ソシエダは3つの引き分けがあったが、なんとかグループステージを突破。ユナイテッドはUEFAチャンピオンズリーグでパリ・サンジェルマン、RBライプツィヒの後塵を拝し、グループ3位でUEFAヨーロッパリーグの決勝トーナメントに回っている。

 一時は2位につけるなど、好調な序盤戦を過ごしたソシエダだったが、その後は勝ちきれない試合が続いた。それでも、アレクサンデル・イサクのゴール量産を起爆剤にチームは復調し、ラ・リーガでは5位まで順位を上げている。

 イサクはリーグ戦5試合連続と絶好調で、ユナイテッド戦の出場が危ぶまれていたミケル・オヤルサバルも直近のヘタフェ戦で復帰。前線はユナイテッドにも引けを取らない実力を備えたメンバーが並ぶ。

 中でも注目はアドナン・ヤヌザイだ。16歳にして鳴り物入りで加入したユナイテッドでは結果が残せず。しかし、17年夏に加入したソシエダでは、巧みなボールタッチと左足のキックが攻撃のアクセントになっている。ユナイテッドOBのポール・スコールズも「ゴールを決められるし、チャンスを作ることもできる。彼には用心する必要がある」と警戒している。

 プレミアリーグで長くプレーした選手も心強い。アーセナルでプレーしたナチョ・モンレアル、ユナイテッドのライバル・マンチェスター・シティでプレーしたダビド・シルバは、欧州での経験値が少ないチームにとって貴重な存在になるだろう。

 この試合はソシエダのホーム開催だが、社会情勢の影響によりイタリアのトリノで行われる。かつてポール・ポグバが本拠地としてプレーしたユベントス・スタジアムでこの一戦は行われるが、ポグバは負傷の影響で欠場が濃厚となっている。

 ポグバが不在の中で注目はスコット・マクトミネイだ。今季はキャプテンマークを任された試合もあり、チームでの存在感は増している。90分間走り続け、身体を張るのがマクトミネイの強みだが、2月に入ってからは3試合連続ゴールをマークしている。今季は得点力にも目を見張るものがあり、この一戦での活躍にも期待したい。

【了】

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